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- Re: ヴァンデルバスター 幻想の王 第一話更新 コメ求む!! ( No.9 )
- 日時: 2010/04/16 12:31
- 名前: 風 (ID: y5qheDIH)
ヴァンデルバスター
幻想の王
第一章:桜舞う国で
第三話「絶望の逃走 Part3」
___シュバルツの借りている宿
バスター達は世界の困窮の元凶たる魔人の討伐と言う大いなる任務を帯びるゆえ,
流浪で移動しているバスターがそこに一定時間定住する時はギルドに申し込めば
借り宿を用意して貰える。シュバルツもそんな借り宿で過ごすバスターの一人だ。
シュバルツ「師父」スチャッ
〜お前は1つの物に囚われ過ぎなんじゃ〜
自らの師,町を失い路傍に迷い復讐に飢え力を求めバスターになった彼を見てくれた男だ。
戦いの道に急ぎ無謀な戦いを繰り返してきた男を見るに見かねストッパーを買って出た男だ。
当時の彼はどうしようもないほど愛する者を失った故の狂気に満ちていた。
そんな彼に救いの手を指し述べた男。
シュバルツ「昔はアンタの言う事を笑ったな……
どの武器も半端にしか使えないから間合いを許し死んだと死んだと聞いたときもそう思った。」
そう,彼は師匠である男の形見である剣に目を向けて語り掛けるように許しを請うように言った。
師匠「確かに頭脳明晰で鋭敏なお前なら攻撃力には劣るが,
攻撃範囲が広く遠距離から攻撃できると言うこの銃という武器は魅力的じゃろう…
旨く計算すれば一撃一撃でモンスターの急所を射抜き見付かりもせず少しの傷を負わず
任務を完遂できるかもしれん。然し,魔人とて馬鹿ではない。
その飛び道具に対する対策も取るし銃は接近されると途端に威力を失う。
せめて主は近距離専用の武器を1つ学ぶべきなのじゃ…」
師匠の危惧していた自分の戦闘スタイル。そして,自分が侮蔑した師匠の戦闘スタイル。
どちらとも付かぬ中間点が最も良いものなのだと失敗者として師匠は言っていたのだろうと今は思う。
師匠の使っていた名刀〔孤鉄〕彼はそれを手に持ち二回・三回と振るう。
シュバルツ「師匠___不貞の弟子をどうか許して下さい」スチャッ…
そう,今までの侮蔑を謝り彼は新たなる力を手に入れようと一通り準備して街を出た。
∞END∞
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