二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜黒蝶のヴィーナス〜 ( No.13 )
日時: 2009/12/12 18:43
名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385

オリキャラ登場回
第六話「鬼神は降り立ち、雨に打たれる」

寂れた村。そこに少年は立つ…
それは、死神と呼ばれる少女が降り立った村。
一日にして何もかもが紅く染まった地、少年はそこで一言つぶやいた
「死神…か」

そしてこの少年も鬼神と呼ばれ恐れられる
鬼薔薇 陸

少年は血で染まりし石を拾いあげ

「今度こそ、兄貴。逃げてないで出てきなよ」
空に投げる。

「兄貴も来るんだろう、死神のもとに…」
その石が少年の手に握られたとき少年は笑い、後ろを向く。

「お前、何者だ?」

くすくす笑いながら現れたのは綺麗な顔立ちの女だった。

「はじめてよ。私に気づくなんて…」

意味の分からないことを言うと陸の方にその女は近づいてくる。
「貴方、心配しなくていいのよ。そんな怯えないでも…」

そういい、腰に手を回す
「何を言ってる?俺が怯えてるだと?…それより」

「何者だっ!!!」

陸が声を上げ、ナイフを出すとそれに何かが当たり。不信音が鳴り響いた

「クスクス、お見事ね。私の扇子をはじくなんて?どんな仕込みのナイフなのかしら?」

はじかれた扇子は宙を舞い、おびき寄せられる様に女の手に戻っていった

「そっちこそ、ずいぶん恐ろしいもの持ってるんだな?」
ナイフを回しながら女に言う

「フフ…私は天城 時雨。貴方にお告げをしにきたの。。。」
名をなのり扇子をしまう。その笑いはどこか怪しい笑いだった

「お告げ…だと?」

「そうよ。怯えてる可愛い狼さんに…ね」



『狂気の月は紅く染まり、鬼神は天を舞いし死神の雨に打たれ…蠢く闇が新たな始まりを告げる』


『紅い龍が暴れだす・・・忘れないことね』

陸がもう一度見たときにはもう女、時雨の姿はなかった。。。

「なんだったんだ・・・」