二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰×APH】 —世界を駆ける力— ( No.5 )
日時: 2009/12/14 16:41
名前: 葛端 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)

‡  帝国Ⅱ  ‡


「そう言えば、唯と僕ってあんまり接点が無いですよね……神ノ道化になってから初めて会いましたし」


「そうですね……でも、イノセンスの研究でアレンのイノセンスは知ってました」
ふと会話する。


私は現在廊下を歩いていた。

実は此処でのエクソシストだけでは無くイノセンスの研究もしている。




たまたま興味があったからだけど。


「あ、食堂着きましたね」


——————食堂。


「君!! 少しはローズクロスの信仰を受け、品位と言うものを——————」
「うるせェな!!」

———またか。

私とアレンは溜息を着く。


其処で大声をあげ喧嘩していたのは中央省のアレンの監視者ハワード・リンクとエクソシストの神田ユウ。

喧嘩の原因は恐らくリンクがぶつかって神田の蕎麦がこぼれ怒った。
リンクは麺つゆがかかったのに怒っている。


「あ〜あ……蕎麦の時間とかが戻れば良いのに……皿も割れちゃってますね」

アレンは溜息を着いた。

私はふと笑う。

出番か。



「任せなさい、アレン」

「えっ?? どうするつもりですか、唯」

驚くアレンにクスッと笑う。

そうか、アレンは私のイノセンスを知らないのか。


私は怒る神田とリンクの元へと向かう。


其処には良く見るとリナリーやラビもいた。
二人とも呆れた目で見ている。

「まぁまぁ、二人とも……時間を戻しますから」

私はふと笑う。

神田とリンクは驚いている様子だった。


そしてこぼれた蕎麦と麺つゆに手を伸ばす。


イノセンス———発動———

すると蕎麦と麺つゆから時計が現れ、修復していく。


これが私の能力。


そして全員が驚いている間に蕎麦と麺つゆは元に戻っていた。


ミランダのタイム・レコードと違いこれは解けない。

「はい、これで仲直りして下さい」

私は笑って神田に蕎麦セットを渡す。

全員ポカンとした表情で私を見ていた。






「唯のイノセンスって……まさか……」

アレンが驚きつつ言った。









「そう、万物の時を操れるんです」