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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D灰×APH】 —世界を駆ける力— ( No.30 )
- 日時: 2009/12/18 19:07
- 名前: 葛端 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
‡ 帝国Ⅱ.Ⅴ ‡
「万物の…………時……」
アレンは私の発言を復唱していた。
一方、蕎麦を持ち直した神田は誰かに声をかけられていた。
「ユウ———ッ!! 大丈夫ー??」
「……別に平気だ」
正体は九条 アリス———エクソシストの一員だ。
神田位長い茶色の髪に茶色の目。
身長が低いのが悩みだそうだ。
「今日は何を作ろっかな??^^」
「ふぁ〜あ……眠い」
今度はヴォン・ヴィレオとディン・ヴィレオがやって来た。
ヴォンもディンも黒色の撥ね気味の髪だがヴォンは燃える様な紅目。ディンは蒼目だった。
ヴォンはエクソシスト。ディンはファインダーだ。
「ふぅ……爆弾出来た」
右手に爆弾を持っているのは秋本 夏。
外見は黒いショートカットの髪に黄緑の目。
ちなみに私は見たことがあるが、夏は女と男が入れ替わる事があるのだ。
今日は女だが。
「はぁ……もうユウは怒ってないさね」
「……今日もお怒りだったんですか??」
ラビの横から白銀色のショートカットに深紅の瞳、ルファ・ヴィレットがやって来た。
彼は科学班なのだが、運動神経も中々あり、鍛錬場で時々エクソシストと戦っているのを見かける。
「……皆さん、一緒に食事しません??」
私は微笑しながら皆に言う。
全員「賛成」、「良いですよ」、「しょうがねぇな」など口々に言っていたが賛成していた。
「……いただきます」
取って来たコーヒーとサンドウィッチを見つつ手を合わせる。
兄に教わった……“日本”の食事前の作法。
ふと兄を思い出しそうになった。
あぁ。
—————————思い出すほど、切ないと知っているのに。
「唯?? どうしました??」
ふとアレンが私の顔をのぞきこむ。
私はいけない、と思い笑顔を見せる。
「……何でもないです、別に」
心と言葉は裏腹だった。
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