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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜宇宙の記憶 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/16 16:13
- 名前: ゆうちゃん (ID: 66DLVFTN)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14522
「最近バーン様もガゼル様も欠席なんてねー……」
そうぼやいたのはレアンだった。
———宇宙学園Mクラス。
バーンとガゼルはこの一週間程、学校はおろか寮にまで来ていなかった。
「聞いてないの?レアン。ガゼル様は話してくれたわよ?」
リオーネが言った。
「え、なんて?」
レアンが身を乗り出した時、
「俺も聞きたいな」
彼女達の机の横に立っていたのはグランだった。
「詳しく聞かせてよ」
「……断ります」
返ってきたのはそっけない返事だった。
「どういう意味だい?」
「……ガゼル様のやろうとしていることは、言えません。———あなたには」
「そっか」
グランはさほど気にしてはいないようだった。
むしろ、やっぱりという顔をしていた。
「そうか」
俺は校長の元へ行った。
「私の考えが正しければ、彼らは稲妻学園にいる」
「———なぜ、そんなところへ?」
俺は尋ねた。
校長はくるりと椅子をまわし俺に背を向けた。
「なぜか———それは君が一番知っているのではないのかね?基山ヒロト」
校長は俺の名を呼んだ。
初めてだった。
俺の知っていること。
稲妻学園には、あいつがいる。
なら、こちらからあいつを誘い出す。
「校長、おねがいがあります」
「なんだね」
校長は椅子をこちらへもどした。
「バーンとガゼルの退学手続きを、おねがいします」
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