二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †光の道†【学園アリス】 —立て直し— ( No.1 )
- 日時: 2009/12/29 22:14
- 名前: 卍苺音 ◆51KG7vhClA (ID: no72hslI)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13128
*1話[守るモノ —蜜柑目線—]*
「嬉しいよ。君がこちら側に来てくれて・・・」
薄暗い部屋に不気味に響く初校長の声。
「・・・ほんまに、ウチが危力系に入ったら棗を開放してくれはるん?蛍も海外に行かなくてすむん?」
「あぁ・・・。約束するよ」
その日、ウチは危力系に入った。
これもすべて、棗や蛍を守るためや。
過去の事をすべて知った。ウチが危力系に入る事が
どんなことかも知った。
でも、ウチが危力系に入れば棗はもう苦しまなくてすむし、
蛍だって海外に行かなくてすむ。
ウチは今までみんなに守ってもらったんや。
今度はウチがみんなを守らなあかん。
「失礼しました・・・」
ウチは校長室から出ると、重い足取りで教室へ向かった。
「あ、蜜柑ちゃーんっ」
「委員長、蛍・・・」
向こうから委員長と蛍が手を振りながら、こっちに走ってきた。
「委員長達はこんなとこで何にしてはるん?」
「ちょっと先生に用があって・・・」
「あんたこそ、こんな所で何してるの?」
う゛・・・。蛍はやっぱ鋭いなぁ〜・・・。
どうしよう・・・なんて言ったらええのか・・・。
「蜜柑ちゃんどうしたの?元気もないけど・・・」
「えっ?!・・・その・・・せ、先生に怒られてもうてな」
とっさに嘘をついて、笑ってごまかした。
ああぁー!!こんなバレバレな嘘、蛍にすぐにばれてしまうよ・・・。
でも、蛍はウチが聞かないでほしいって思ってるのが
わかったのか、何も言ってこなかった。
「・・・・・・早く教室に行きましょ。遅刻するわよ」
「え・・・うんっ」
蛍・・・・・・やっぱ気ぃ遣ってくれるんかな・・・?
ありがとな、蛍・・・。
でも、ちょっと寂しいなぁー・・・。
*1話end*
◇MYKコーナー◇ (漫画を読んでない人の為の解説コーナー)
第2のアリス「盗みのアリス」を初校長に狙われた蜜柑は、高等部に逃げ込みます。
蜜柑を誘き寄せようとした初校長は、蛍の海外留学を無理矢理、決定した。
過去を知る為、のだっちのアリスでタイムトリップ中、
棗の秘密を知ってしまう蜜柑達。その秘密が、アリスのかたち。
棗のアリスの容は、予想通り4つ目の「アリスを使うたび痔命を
縮めてしまうタイプ」で、1年前からアリスを使うと、血を吐くようになった。
・久遠寺初等部校長 kuonzi
⇒クローンのアリスの持ち主。蜜柑の実の父をペルソナを利用して殺した。
安積柚香>>3により、蜜柑父の無効化とペルソナの
腐食のアリスを入れられ、その副作用で子供の姿になっている。
中等部・高等部校長達よりも長く生きていて、
2人以上の権力を持っている。
自分の中のアリスストーンを取り除こうと、
蜜柑の盗みのアリスを狙った。
以上、MYKコーナーでしたっ(((*>ω・)b