二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: †光の道†【学園アリス】 —立て直し— ( No.5 )
- 日時: 2009/12/16 15:32
- 名前: 卍苺音 ◆51KG7vhClA (ID: no72hslI)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13128
*5話[任務の日々—蜜柑目線—]*
「あら、蜜柑。その星どうしたの?」
次の日の朝、早速蛍がバッチに気づいて聞いてきた。
ほんまに蛍は鋭いなぁ・・・。
「ぁ、えっと・・・ウチにもよう分からんのや・・・」
「・・・・・・そう・・・」
ウチはまた笑ってごまかした。みんなは「蜜柑ちゃんすごーい」とか
言って来たんやけど、蛍は真剣な顔でウチの事を見つめていた。
・・・なんか、気まずいなぁ〜。
「はーい、みなさん席に座って〜」
そこに、ナイスタイミングで鳴海先生が入ってきた。
「1ヶ月後には、みんなが待ちに待った、文化祭でーす」
鳴海先生がそう言うと、みんな目をキラキラさせて騒ぎはじめた。
任務続きで、疲れてたウチも文化祭はすごく楽しみにしてたんやっ!
・・・・・・って、ウチは危力系やったあぁぁぁ〜!!
楽しみにしてはったのにぃ・・・。でも、ウチは危力系
やけど、世間的には特力のままやし・・・。
初校長許してくれはるかなぁ〜・・・。
「——・・・蜜柑ちゃんっ?!」
「えっ!あ、委員長・・・」
「もう、HR終わったよ?」
「え・・・・・・」
周りを見渡すと、とっくにHRは終わっていた。
「次、移動教室だから、早く行きましょ」
蛍に手を引っ張られて、教室を出た。
蛍が、手を引っ張るなんて珍しいな・・・。
なんか・・・嬉しいなぁ・・・・・・。
ボーっとしてたら、角を曲がる所で誰かにぶつかって、
しりもちをついた。
「す、すいませんっ」
「いえ、こちらこそ・・・・って、蜜柑じゃない」
顔を上げると、ぶつかった人は珠璃ちゃんだった。
珠璃ちゃんの隣にはのばらちゃんもいる。
「ちょうど今、蜜柑に会いにいこうとしてたんだよ」
「ウチに?」
「・・・・・・任務が入ったの」
珠璃ちゃんは、ウチの耳元で小さい声で言った。
“任務”か・・・。せっかく今、忘れてはったのに・・・。
「蜜柑ちゃん、この人と知り合いなの?」
委員長が心配そうな目できいてきた。
「う・・・うん、友達なんや。・・・委員長知ってんの?」
「だって・・・」
委員長が言いかけたとき、予鈴が鳴った。
「あ・・・、2人共、先行ってて」
「うん・・・・」
2人が見えなくなってから、ウチは珠璃ちゃんたちと
一緒に任務に向かった。
*5話end*