二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【Harry potter 炎のゴブレット】 蛇寮の来訪者 ( No.3 )
日時: 2009/12/15 16:59
名前: 雪雫 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
参照: http://ハリポタ時のみ雪雫!! 普段は葛端!!

第一章 魔法界へ

「エイン……エイン……」


ふと私が聞えたのはお母さんの声。


私は目を覚ますとお母さんは喜んでいる表情だ。



「……どうしたの??」

「やったじゃないエイン!! 貴方魔法学校ホグワーツの入学届けが来てるわ!!」


魔法学校ホグワーツ……!!


ふと耳にした事のある単語に反応する。


確か父さんも母さんも通ってたんだっけ……


となると魔法の学園??


私は笑顔になった。






魔法を学べる———!!


今まで独学でやっていたけど…………ちゃんとした人に教わるのか!!




ちょっと嬉しい思いで心が一杯になった。


するとお母さんはそれに気付いたのか笑顔になる。





「じゃあ……漏れ鍋に行きましょうか」
「漏れ鍋?? ……確か魔法用品とかがあるんだよね??」

そうね、とお母さんが頷く。


あ、知っている理由はお母さんが純血、お父さんが混血。



つまり一応魔法一家って訳です。



でも……ある意味奇跡だな、と私はふと思う。






親子して同じ学校か……何か面白そうだな。






そんな事を思っている内にお母さんはもう漏れ鍋に行く準備を始めていた。


…………気が早いな。


ふと心の中でツッコミを入れていた…………





「さぁ、杖を持ってね……行きましょうか」

杖———11歳の誕生日にもらった杖を持つ。

もらった時に持った瞬間花火が出たのには驚いた。

お母さん如く、杖が自分を選んだ……らしいけど。




————————————そして漏れ鍋。


「エイン、ダイアゴン横丁の入り方知ってるかしら??」


ふとお母さんに聞かれた。


え??と私はちょっと焦る。


確か…………三つ上がって横に二つ……だっけ??


そう思ってちょっと三つ上がって横に二つ、そして杖を振ってみた。



すると…………


ギィィィィィィィ……

レンガが揺れて目の前にアーチ型の入り口が開いた。

あ、合ってたの??


お母さんはニコニコ笑って親指を上げた。



…………正解だったのか。


私はふと安心した。



「そうね……私はローブとか色々学用品買って来るから、エインは本屋とふくろう百貨店はどう??」


私はそうする、と頷くとお母さんは金貨10枚、銀貨5枚、銅貨3枚を私にくれた。


「じゃあお金渡しとくわね、単位は分かる??」


「勿論、金貨はガリオンで銀貨はシックル、銅貨はクヌートでしょ?? 17シックルが1ガリオン、1シックルは27クヌート……でしょ??」


正解、とお母さんは頷いた。


とりあえずふくろう百貨店に行こうかな…………


私はお母さんと別れて行動する。



—イーロップのふくろう百貨店—

と看板には書かれていた。


私は一呼吸置いて入ってみる。


「うわぁ…………」

私は思わず声をあげた。

マグルのペットショップとは格がやっぱり違う。

森ふくろう、このはずく、めんふくろう、茶ふくろう、白ふくろう……

名札に書かれているふくろうだけでも覚えるのが精一杯だ。

とりあえずどのふくろうを飼うか迷う……


あんまり大きいふくろうは大変か……

かと言って小さすぎても荷物とか運べないよな……


店内を歩いてみるとふと目にとまったふくろうがいた。



綺麗なこのはくずだった。

オスで大きさは肩にちょっと乗るけど余る程度。


キリリとしていて、何か惹かれる。


私は本当に一目惚れしてそのふくろうを店員さんに頼んで出してもらう。


するとすぐ肩に乗った。


あんまり重くは無かった。


「凄いですね……あんまり梟と打ち明ける人っていないんですよ」
店員さんもちょっと驚いている。


「じゃあ、この子ください」


私は店員さんに2ガリオン払って外へ出る。




大人しい性格なのかそのままでも飛び去らない。


「じゃあ本屋にでも行こうかな……」


とりあえずふくろうの名前は決まった。


“アフタグロウ”


日本語に訳すと夕焼け、と言う意味だ。


そして本屋に行くとシルバーブロンドの髪に青白い肌の丁度同い年位の少年が居た。


私が本屋に入ると気付いたのか近づいて来た。


「君……誰だい??」