二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D灰−game− ( No.2 )
日時: 2009/12/15 22:55
名前: 柚葉 ◆GYaO1T4UPk (ID: YUZdXVbt)

第一夜 『情報』

闇に生まれしぬし。滅びたが、一つまた生まれたり。

闇に生まれた者。闇に朽ちる。

龍の呪い受けし者=闇に生まれしもの。

その龍。闇食い、生きる。

「これだけ・・・か。この、呪いの情報は・・・」

調べ物をしていた彼女は、何ものかの気配を感じ、ドアの方を向いた。

「任務だ。」

その男は、一枚の紙を彼女に渡した。

「『AKUMA』っていう兵器使ったあの戦争・・・か。了解しました。」

彼女は、窓の方へ行き、カーテンを開けた。
窓の外には、小さな子供達が元気に遊んでいる。

「あぁ。お前は、適合者なのだからな。」

男は、ゆっくりとドアの方へ歩く。

「あいつもですか?」

男は、彼女からの問いに少しばかり驚く。

「そうに・・・決まっているだろ。」

仮想19世紀末。
そこは、蒸気に紛れ、奇怪な事件が起こっていた。

「なぁ。黒。次の奴らはゲームを、クリアできるかな・・・?」

黒「お前次第だ。偽りでも、そうじゃない日が来るだろ。」

彼女しかいないはずなのに、男の声が部屋の中に響いた。