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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 ( No.134 )
- 日時: 2010/02/14 11:08
- 名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
- 参照: 桂が大っ好きなのに小説に出せない(泣) 別PCより
第40訓 〜パシられてもめげずに頑張れ〜
結局その日、豊中は8人分の朝ご飯をつくることになり、最小限の金で見事8人分の朝ご飯を作った。
5人(梅崎、隈井、剛田、山見、吉川)の訪問客は朝ご飯を食べるなり何処かへと去っていった。
今回は、その訪問客にスポットを当てていこう___
* かぶき町
(犬の奴、また料理の腕を上げたわねぇ)
町をふらふらと歩くのは、第4班班長梅崎千代。
先刻の豊中の料理をじっくり思い出しながら歩いていた。
すれ違う真選組を見て、ふと元班員の1人を思い出す。
(壱色は帰ってくるのかしらねぇ)
千開党第4班____
今はもう班員ではないものの、重原壱色が所属していた班である。
第4班は女性だけで構成されており、千開党にいる女性はどんなに強くても4班以外の班へは割り振られない。
裏を返せば、班の移動がないので、それだけ班がまとまっているのだ。
千開党で一番絆が強い班は4班の他にない。
やりたい放題攘夷活動をするのではない。まとまって、なおかつ、確実に活動している。
(でも、あの夜は__)
あの夜だけは違った。
連続火災事件。
天人の家を狙い、火災を引き起こすというもの。
実行役の梅崎を中心に、色々な役に班員を振り分けた。
確実に成功するように。
真選組に見つかることは分かっていた。だからこそ、見張り役に実戦に強い重原を置いたのだ。
だが
真選組は何処から手に入れたのか、拳銃を持っていた。
それが仇となり、強力な手駒を梅崎は失った。
(悔しい)
梅崎の足が速くなる。
_ 嗚呼 この怒り この悔やみ だれかにぶつけたい _
豊中の顔が浮かぶ。
こんな感情に見舞われていの一番に出てくるのは決まって豊中だった。
梅崎は怒りを晴らすかのように豊中を散々こき使っている。
気づいたら、足はあのおんぼろアパートへ向かっていた。
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