二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 うp完了! ( No.14 )
日時: 2009/12/28 08:57
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 藤崎パンですb 山崎じゃないょ

。第6訓。



川島と土方は、真選組の廊下を歩いていた。

「で、今日は何やればいいんすか?」

そう川島が言うと、土方は1冊の報告書を手渡してきた。

ドシッ、と、川島の手に乗る。


「う、重!なんですか、コレ!」


「山崎からの『千開党』についての報告書だ。あの女……重原壱色はどうやら『千開党』にかかわっているらしい。」

「へえ……」

川島は報告書をパラパラとめくる。
そこには組織図や全員ではなさそうだが何人かの顔写真と名前が載せられていた。
その中に、


重原壱色、と。



顔写真も載っている。
髪を解いているが、少し幼い顔つきが、重原本人であることを証明していた。


1番後ろのページに
『連続火災事件は千開党によるもの? 山崎』
と書かれていた。





本当のことをズバッとあてられてしまって、重原の焦りは頂点に達していた。

手に汗がにじみ、顔をうつむけた。



(嘘でしょ……ヤバイ、ヤバイヤバイ!)


滅茶苦茶逃げたくなった。

(あ、そうだ!逃げる!!)

焦りのせいで、重原はとんでもない思考に行き着いてしまった。

だが、


椅子から動けないのを思い出した。


(もう……やだー!)


「オイ、重原」

「な、何?」

「動機、認めたら……」

川島はそこでいったん言葉を切り、
いかにもいじらしく笑い、

「逃がしてやってもいーいぞォ??」

その言葉に重原は、

「その通りです。千開党の命令です。」


あっさり動機を認めてしまったのである。


川島がさらに頬を上げた。