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。第7訓。

「ほ、ほんとにいいのか!釈放!?」

「ああ、いいぜ。ま、そのかわり＿＿＿
千開党は調べさせてもらおうか?」

「うううっ……」

椅子の拘束を解きながら川島と重原は話していた。


「党の捜索はやめてくれないか?」

「ダメだな。じゃあお前が全部言え。その千開党のこと」

「……無理だな……党のことについては私はあまり知らないから」

「じゃあ意味ねえな。」

「……千開党は過激派攘夷党だ。目をつけられたら大変だぞ?」

その言葉を聞いて、川島は手を止めた。


「あのな……俺真選組だから。攘夷は潰す。」

言い終わると、また作業を始める。

「…………でもさァ、私、党に帰れなくなるとかえるとこなくなるんですけど?」

「あーそれじゃあゴリラ局長に言っとくから」

「ゴリラ?動物園かここはァ」

「動物園ではないがゴリラはいる。」

「なにそれ……??」

「ほらよ。しばらくはまだ屯所にいろ。分かったな」

「はいはい♪あー体が軽いっ♪」

重原はせいせいしたように部屋を飛び出して行った。

そのすぐ後にドンガラガッシャーン!!　という音がしたことは、聞かなかったことにする。


「やばい……いいかげんアルコール摂取しねえとパーンてなる……」

そういい、川島も部屋を出て行った。