二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 うp完了! ( No.27 )
日時: 2010/01/05 16:56
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: フジパンじゃない藤崎パンだ!

。第12訓。

「ありがとうございます」

「何がだ?」

土方は重原に聞きかえした。
今、ちょうど屯所案内が終わったから、そのことだろうか。

「入隊の許可です。よく私みたいな危なっかしいヤツを入隊させれましたね」

「いや……俺が許可したんじゃなくて近藤さんとうえの人たちだから…」

「フフフ、そうですか、じゃあお礼いっておいてください。にしても、」

「あ?」

「真選組は個性的な人が多いんですね」

「あ?あぁ……そうだな」

土方は改めて周りにいる人間のことを考える。
近藤さんはゴリラだし、総悟はドSだし、ザキはミントンだし……
良いように言うと個性的、十人十色、という感じだが、悪いように言ってしまえばただの変人の喧嘩好きばかりである。

「あー沖田そーごーだっけ?あの人はアクが強いですね、あとあのゴリラも」

どうやら重原はあのゴリラが真選組の局長、近藤勲だということは思っていないらしい。

「……アンタはまだ新米だから隊士に嫌われないようにな」

「大丈夫ですよ、私は人付き合いが上手いのが長所です。」

「じゃあ今すぐ一言前に言った発言を撤回しておけ。」

「あー、前言撤回します。」

「……」

「ま、隊士になったからにはタメ口きくのはやめておきます。あと、」

「?」

重原は足を止めた。

「……隊士になったからには、迷惑掛けちゃ、だめですね」

「……そうだな」

重原の表情が一瞬曇ったのを、土方ははっきりと見ていた。





「ここが真選組屯所だ。」

豊中は梅崎にそう告げる。

「へえ、ずいぶんと立派な建物ねぇ?」

「いっとくが、今回は俺はでないぞ」

「ええっ!?なんでよ!」

「重原はてめーの班のヤツだろ?まあ、いざとなったら助けてやるよ。じゃなっ!」

「あっ!逃げるな!」

梅崎は叫んだが、豊中は振り向かなかった。

「ふん、別に振られたわけじゃないわ。そうよ。

私1人でも大丈夫だもの」


豊中次郎 (とよなかじろう) 
彼は千開党第5班の班長で、六強の1人である。