二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 ( No.3 )
日時: 2009/12/19 11:37
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 藤崎パンですb 山崎じゃないょ

。第1訓。


朝。時計は10時を指す。


スパァァァン!!

ふすまが勢い良く開かれ、それと同時に怒声が聞こえてくる


「ゴルァ!川島ぁ!!テメいつまで寝てんだ!!」

声の主は、真選組副長、土方十四郎である。
『鬼の副長』と恐れられている土方に怒鳴られては、
命も危ない。

……が、

「あーうるさいうるさい!俺の体内時計はまだ午前3時だから。土方さんは元気ですね、
わざわざこんな朝早くに起こしに来てくれるなんて」

布団に包まりながら、男__川島と呼ばれた男__はそういった。

声だけで気だるさが伝わってくる。

「あ゛ん!?午前3時!?川島、テメェ今すぐその体内時計、修理に出して来いィィ!!」


バァッと、布団をめくる。

そこには、寝ぼけた顔の男が一人。
その男の顔はなぜか少し赤くなっている。

「あ!まった呑んだな!!ったく、依存症が!!」

「うるっさい。ニコ中に言われたかねンだよ。」

……この会話を聞いて大体分かったと思うが、この川島、という男はアルコール依存症なのである。

「とっとと着替えろ。寝坊した分、たんまり働いてもらうからな!!」

パァンッ!と音を立ててふすまが閉まり、土方も部屋を出て行った。

「あーあー、やだねぇ、副長は。タバコばぁっか吸ってっから朝早くに起きちゃうんだよ」

川島はそういうと、よいしょ、と起き上がり、真選組の制服(山崎と同じ服)を着て、その上から着物を一枚羽織った。

川島勝(かわしまかつみ)。
彼はアルコール依存症であり、真選組の密偵(監察)だ。