二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 うp完了! ( No.30 )
日時: 2010/01/06 19:19
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: フジパンじゃない藤崎パンだ!

。第15訓★。

「ハイ、誰アルか?新聞ならいらねーぞ」

と言って出てきたのは、チャイナ服を着た少女。

「あ、君ここの人?あのさ、ここの坂田ぎんとk「銀ちゃんんんんんん!!!泥棒アルゥ!!悪い人あるゥゥゥ!!!」

少女は豊中の胸を思いっきり殴り、思いっきり叫んだ。

「ちょ、グハッ!待って待って!!俺悪い人じゃないから!泥棒じゃないから!!「嘘付け!!顔面キズ持ちはみんな悪い人って銀ちゃん言ってたネ!!」グホッ!!グガッ!!ガハァッ!!」

今度は少女は連続でパンチを豊中に食らわす。
もはや少女がすることではない。少女のほうが『悪い人』である。

すると、騒ぎを聞きつけたのか、中から16歳ぐらいのメガネを掛けた少年が出てきた。

「どうしたの神楽ちゃん。新聞の人が来たからってそんなあわてなくても……って」

少年はボッコボコにされた豊中を見て、

「神楽ちゃーんんんんん!!新聞の人かわいそうなことになってるよ!!だ、大丈夫ですか!!?」

と、言って豊中の顔を見る。
豊中の顔には真ん中に横一本と右よりに縦一本づつ、大きな傷跡が走っている。
それを見た少年は豊中を地面に叩きつけ、思いっきり顔を足で踏みつけた。

「神楽ちゃん、警察呼んできて。悪い人がいますって言ってきて。」

「オゥよ!新八!!」

そういって神楽、という少女は万事屋のなかへ走っていった。

「ちょ、いだだだだ!!待って待って!!だっから悪い人じゃないんだって!!坂田!坂田銀時に豊中が来てるって言って!!」

その言葉を聞いて、新八、という少年が足をどけた。

「坂田銀時って……アンタ銀さんの知り合い?」

「うぃたたた……、知り合いって言ったら、知り合いか。」

そういいながら豊中は立ち上がった。

万事屋の戸に手を掛け、

「入っていい?」

と言った。


新八は不思議そうな顔をしながらうなずいた。

(銀さんの知り合いって事は、攘夷浪士なのか?あの人……)




「よう、坂田。久しぶりだな。こんなとこで商売やってたのか。」

「あ?まぁな。それにしても何のようだ?金ならねぇからな。むしろくれ。」

豊中が話しているこのダルそうな男が坂田銀時である。
ソファーには万事屋の3人と豊中が向かい合って座っている。

「豊中さんて、攘夷浪士かなんかですか?」

新八の答えに、

「コイツァ攘夷浪士でもなんでもないアル!悪い人ネ!!泥棒ヨ!!」

と、神楽が豊中を指差し言った。

「違うわ!!俺は、新八君の言うとおり攘夷浪士だっつーの!」

と言った豊中はもう傷だらけである。

「へぇー、じゃぁ、銀さんとはどんな関係で?」

と、新八。

「坂田とはあんまり深い関係じゃねぇよ。ホラ、顔にあるだろ?天人にやられたの、この傷。そんで」

「助けたのがヅラ。そん時たまたま俺がそばにいたワケ。で、まぁ知り合ったんだわな。」

豊中の言葉を継いだのは銀時本人である。

「ロクに礼も言ってなかったから言っとくかって思って。」

「へぇー、お礼ってことは何か持ってきたんだよ、な?」

「え?別に何も持ってきてねぇけど?」



「「「……………」」」



「銀ちゃぁ〜ん、私おなか空いたアル」

「えー?酢昆布食っとけよ。持ってんだろ」

「ムリアル。一個もないアル……金がないから。」

「え……何?何この茶番話」

動揺する豊中。

「銀さん、今日のご飯どうします?作れませんよ何も。こんな食材じゃ……」

「買ってこいよー」

「無理ですよ。……金が無いから。」

「つーことなんだ。豊中ァ?金、出してくれるよな?お礼として。」

「いやいやいや!ないから、そんなに持ってないから。」

「オイ今日の飯代はこいつが出すってよォォ!!テメーらぁぁぁ!!」

「「オウ!!!」」

「いや、ちょ、ぎゃぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」


豊中がどうなったかは控えておく。