二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 建て直し完了!! ( No.71 )
日時: 2010/02/06 19:44
名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
参照: 桂が大っ好きなのに小説に出せない(泣) 別PCより


第33訓  〜“師匠”っつーあだ名ってなんかイイよね〜


「何のようだ?川ショー」

重原の背中を見送ると、山南は川島(川ショー)に問いかけた。

「あのねぇ、俺の名前に『ショー』なんて言葉入ってないからね。アンタが勝手に読み間違えてるだけだからね」

「いいじゃねぇか『川ショー』。呼びやすい」

「分かったじゃあ俺も今度からはサンナンさんのことはアリ並さんて呼ぶわ」

「オイ、それどーゆーことだ?アリ並って、俺の容姿についていっているのか?だとしたら叩き潰すぞコルァ」

「ブッブー違いますぅー『アリス並に小っさい人』の略ですたぁ〜」

「めっさむかつくんですけど!!悪口言われた上に超見下されたんですけど!!」

「アリ並さんなんて「やめてくんない、アリス並呼ばわりやめてくんない!」
見下す程の高さになんていないですよ。「イヤ俺おめーの上司だから!」
俺のひざ辺りです。目線を合わせるのが辛いです。腰が痛いです。「いくらなんでも低くしすしぎだわァ!
それとも何、それは身長の事か!?言っとくけどそんなに低くないからね。
おめーの肩の高さはあるからね俺の身長!」
どーしてくれンですかアリ並コノヤロー」「“さん”ぐらいはつけろ川ショークソヤロー!!」


ツッコミ終えた山南はゼーゼーと方を大きく動かしている。

それを見て川島は

「あーあーえーすけちゃんはまだ小学生なんだからそんなに大声で叫んだらダメだよ?分かった??」

と、山南の頭を撫で回す。
山南本人は無言で何かを堪えるように、今度は肩をプルプルと震わせる。


「川ショー」

「うん?なんだいえーすけちゃん」


「俺ァえーすけちゃんでもねぇし
   小学生でもねぇし
   まァ言いたい事は色々あり過ぎるから

      一発殴らせろォォォ!!」


キッと川島を睨む。
憎悪や怒りを込めたその顔は怪しい笑みを作り出している。
そしてその感情は山南の小さな拳にも伝わり_____

川島の顔面を、しっかりと捕らえた。



_____が。

そこにあるのは先ほどの竹刀であった。
竹刀はバキバキに折れ、原型をなくす。

「あーあー、だめじゃないかえーすけちゃん、しない壊しちゃァ、こりゃァ弁償だなァー??クククッ、アハハハハッ」

「なっ……!」

山南が顔を上げると、そこにはニタニタと笑う川島の顔が。
手には全壊した竹刀の一部が握られており、どうやら顔面はその竹刀でガードしていたらしい。

「頑張ってぇーい。総長のえーすけちゃんっ!!  ……アッハハハハハッ!!」

「〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」

山南は小学校でクラス中の皆からいじめられる子の気持ちになった。