二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 ( No.94 )
- 日時: 2010/02/08 19:36
- 名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
- 参照: 桂が大っ好きなのに小説に出せない(泣) 別PCより
第34訓 〜目上の人はちゃんと敬おう〜
「……ったく、ふざけンなよォ〜」
そうぼやきながら粉々になった竹刀を片付ける山南。
壊した本人(川島)はどこかへ逃げていってしまい___結局、山南一人で後片付けをするハメになってしまった。
「くそ、あんな野郎(川島)は即刻切腹させるべきだ。よし。今度会議で言おう。」
と、小さく決心し、作業を続ける。
「……言うのは良いが、ちゃんと聞いてくれンのかな……この前も……」
山南は、2年前の懐かしい記憶を思い出す。
* 2年前 真選組屯所 会議
「えーと。今日はサンナンから何か言いたい事があるそうだから、まァ聞いてやってくれ。」
そう言った近藤は、山南に合図をする。
その合図を受け取った山南は、ゆっくり立ち上がる。
「まァ、理由は後で言うとして、1言で言わせてもらう。
川島を切腹させろ。」
「「「「「………」」」」」
沈黙が会議室を覆った。
「う、うん。えーと。サンナン?どーした、川島に何かされたのか?」
「何かって近藤さん、アンタ知ってるだろ、俺が川島に何されてるかぐらい。」
「何されてるかって……!!まさか●●●●とか××××とかか!?」
「なんでそんな下品な方向にもって行くんだよ!され
てねぇよ!セクハラ紛いのことはされてるけど
そんなヤベーことはされてねぇから!!」
「そうか。なら大丈夫だな」「いや、何を聞いて大丈夫って思った?
言ったよね、言ったからね、俺が川島にされてること今サラッと言ったからね。」
「川島は俺の知ってる限り局中諸法度に逆らうようなことはしてねぇンでさァ。なのに切腹はキツ過ぎるンじゃねぇのか?」
「総悟ォォ!!人の話聞いてた!?改めて言うけど、俺セクハラ紛いのことされたンだからね!
付け加えて言うと総悟も加担してたよね!現場に立ち合わせてたよね!」
「サンナンさん……それはきっと幻覚でさァ。」
「うんそうかも!ってンなワケねぇだろォが!
幻覚だとしてみ?俺ってどんだけ重症の妄想癖持ってンだよ!病院に入院してるわ!」
「話をまとめると、全ては幻覚だったと。じゃあサンナンは今すぐ病院へ。」
近藤はそう言うと、土方に山南を病院に行くよう命じ、山南は強制的に病院に搬送された。
____その後、入院先の病院から抜け出した夜、また山南はセクハラ“紛い”のことをされるのだが……
それは思い出すまでもない。
* 現在 真選組屯所 道場
「あぁ、やっと終わった……」
思い出しているうちに作業を終え、山南は体を伸ばした。
(なんか一字一句間違えずに思い出してた気がするな。……強烈だったな、あの日は)
「いやーご苦労さんっすサンナンさん♪」
「……」
山南は顔を曇らせる。
なぜなら、そこに立っていたのは山南にセクハラ“紛い”のことをした張本人だったからだ。