二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸……哀レミ狂詩曲 ( No.3 )
日時: 2009/12/16 19:14
名前: なさにえる (ID: QShSD58R)

   第9夜 ……発動



「___冥界ノ銃」

ハイネの言葉で手にしていた銃が二つに分かれた。




                    「_________発動!!!」


ジゼルは冷静な目でアレンとハイネを見下ろした。
  「近距離タイプの白髪くんと遠距離タイプの白髪くんか……やりずれぇな」
        「白っ!!??」
          「…………」
憤慨してアレンは呟いた。
何も言わないが明らかにハイネの眉間のしわが増えた。



「怖い目で見るなよ、ご両人_____」
怪しい笑みを浮かべてそう言った瞬間、背後からアクマが現れた。
   Lv.2が十数体だ……。

「まずはそいつら倒してこっちまでこいよ____」
               ゲーム    プレイヤー
        その口調はまるで遊戯を楽しむ遊戯者ような声だ。



                  「「ふざけんな!!!」」

ハイネとアレンの声が重なった。

と、ともにハイネのイノセンス''冥界ノ銃''が火を噴く。


追尾型の弾が正確にアクマの眉間をぶち抜いた______が、

『そんなちゃちな鉛玉でオレらが壊れるかよ!!!』
『甘ぇぞ、エクソシスト!!!』
『やれ!!!』






       「甘いのはどっちだ__________」

ハイネはニヤッと笑った。

             「オレの銃の弾は小さくても威力は抜群なんだよ」
               『どこがだ!!!』
                『殺せ!!!』


        突撃してくるアクマをハイネは笑って見つめた。


「あぁ、忘れてた。壊すには''言葉''が必要なんだよ____」

ハイネは呟くと嗤った。






                      「_______BAN!!!」


一斉に弾の当たった頭部が吹き飛んだ。

 クラウンエッジ
「爪ノ王輪!!!」

残ったアクマにアレンの攻撃が当たって残らず消し飛んだ。

                    ________ヒュウ~♪


   「こんな奴らで____」
       「僕たちが_____」
           「止められると____」



                  「「思うな!!!」」



  エッジエンド
 「破滅ノ爪!!!」  ケルベロス  
        「冥界ノ狗!!!」


アレンとハイネの攻撃は完璧にジゼルをとらえていた。





                     __________決まる!!!



  しかし………




                 ____________ガガギイイィィイ!!!



             「!!!!???」


二人の攻撃は見えない壁にぶつかって止まった。



  「残念____ちょっと足りなかったな」

      「なんで……」




        「それより。オレばっか見てていいの?」

            「どういうことだ………」




「こういうこと」
そう言ったとたんジゼルの足が砂になるように消え始めた。





              「悪いねぇ。男と殺るのは趣味じゃないんだ」



ジゼルの姿が溶けるように消えてハイネとアレンの頬を一陣の風がなでた。








             ______________ガチャンッ!!!


何かが割れる音が孤児院から聞こえた。










                     「あのノア、ラオたちの方に___!!!」