二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ■━━紫弓【銀魂】━━■ ( No.34 )
日時: 2009/12/28 23:07
名前: 帽子屋 ◆8ylehYWRbg (ID: vtamjoJM)
参照:               ———『攘夷最強を嘗めんじゃねェぞ』   

■━━…拾伍

泉菟が大江戸スーパーに出掛けて、数十分が経った。

神楽は定春とじゃれ合い、新八は茶を啜り、銀時は鼻を穿りながら結野アナの天気予報を見ていた。

そんなごくごく普通の昼下がり。

万事屋内に、ピーンポーンと高らかな音が鳴り響いた。

新八が

「ハーイ」

と元気よく玄関に駆けて行く。

銀時は「めんどくせェ…」と顔を歪めた。

神楽は気にせず定春でもふもふしていた。

カラカラと音を鳴らして新八が引き戸を開けると、そこに立っていたのは稜弥だった。

『え、あ、えーと…、どちら様?』

「いやそれはこっちのセリフですけど」

どうやら稜弥は新八がここで働いてるのを知らなかった様で、少し驚いた顔をした。
それにしても少しアホな挨拶だ。

新八は内心

「(また変なのが来た…)」

と、失礼なのは分かっていたが思ってしまった。

『あ、ご、ゴメンね、何か変な事言ったよな俺。えと、銀時…居る?』

稜弥は愛想笑いをすると、少しおどけた口調で新八に聞いた。

新八は「ええ、居ますよ」と言うと、稜弥を万事屋に上がらせてくれた。


「銀さん、お客さんですよ」

居間に稜弥を案内して、新八は銀時に言う。

「ヘイヘイ」と銀時はテレビに向けてる足を正面に向け、机にドカッと置いた。

そして稜弥の姿を見ると。

「……オメーが来るたァ珍しいじゃねーか、妹君よォ」

と、ニヤニヤとした顔つきで憎たらしく言った。

『あいっ変わらずボサボサな天パ白髪だなァオイ。ストレートにする努力はしたの? 彼女出来た? 万年金欠が』

被っていた笠を取り、お返しだと言わんばかりに平穏というベールを被った悪口を浴びせる稜弥。

「そこまで言わなくてもいいじゃねェかよ」と、銀時は少したじたじになった。

新八に促されて長椅子に座る稜弥。

銀時も移動し、定春とのじゃれ合いにも飽きてきた神楽も入ってきた。

「上から下まで紫アル。ハマってるアルか? そんなババ臭い色に」

神楽は稜弥をマジマジと見つめると、絶好調な毒舌を吐いた。

『あー…、嬢ちゃんには分からんだろうさ。この色の良さが。じゃあ嬢ちゃんのその服は? チャイナ? ちょっと俺には分からないんだけど』

そんな毒舌をもろともせず、軽くあしらう稜弥。

「何をー!! このファッションに萌えを感じない方がおかしいネ!!」
と神楽は稜弥に掴みかかろうとするが、銀時に抑えられた。
稜弥は新八が持ってきたお茶を有難く飲む。
一息入れたあとに、最初は新八と神楽に対する自己紹介から入った。

『俺は高杉稜弥っていって、このモジャ白髪と古い仲なんだけどさ』

「モジャ白髪ってなんだよ。この古い仲をペンチで切ってやろうか」

銀時は少しイラだった。

『えと、依頼っつーより質問? か分からないんだけどさ。この写真の女、知ってるか? 知ってたら住所とか教えて欲しいんだ』

稜弥はそう言いながら、袖の中から1枚の写真を取り出した。

その写真を机に置く。

万事屋の3人はその写真を見た途端、一斉に頭の上で「!?」を浮かばせた。


■━━…