二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸……血ト涙ト無情 12/20up! ( No.18 )
- 日時: 2009/12/23 19:28
- 名前: なさにえる (ID: QShSD58R)
第13夜 終わり…? 始まり……???
_______ズダンッ……
「………かはっ」
ジゼルの口から血があふれた。
「どういう……ことだ。てめぇの弾は___」
そう言った時ジゼルの胸に激痛が奔った。
「この感じ……イノセンスか」
「ご名答。お前がさっき砕いた水晶のかけら。壊れてようがイノセンスまでは消せないよな」
銃のホルダーから砕けたイノセンスで作った弾が溢れた。
___ドーラが即席で形を整えた特性の銃弾
「く……そ…………」
そう呟いた瞬間……
______パシャンッ…
弾けるようにジゼルの体が溶ける………と当たりに飛び散った……………
「!!!!!」
「……………逃げられたか」
ハイネは吐き捨てるように言うと銃をしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「じゃあ、失礼します」
アレンは笑顔で言うとゲートのある教会に入った。
「お騒がせしました……」
ラオはシスターに深々頭を下げた。
「大丈夫よ……」
シスターは微笑んだが明らかに疲れがたまっている。
「じゃあねぇ!!!お兄ちゃん♪お姉ちゃん♪」
「また遊んであげる〜」
「またねぇ♪♪」
子供たちもあんな出来事を振りはらうようにしがみついて笑顔を向けてきた。
「オレたちってこの子たちに遊んでもらてたんさね」
「見たいですね」
アレンとラビは苦笑した。
「じゃあ、気をつけるのよ。ハイネちゃん♪たまには顔出すのよ」
「___はい」
後ろで笑いをこらえているラビを完全無視するとハイネは呟いた。
「最後に帰ってきたの、もう五年前でしょ」
「違います。三年前に帰ってきました」
「誤摩化さないで。五年前よ」
即座に言い返したハイネの良い分は、即座に返されたシスターの言葉の前にあっけなく崩れた。
「いや、でも……」
「嘘はついちゃ駄目よ。ハイネちゃん」
「大丈夫よ、シスター♪あたしがちゃんと面倒見てあげるから」
ドーラがポンッとハイネの肩を叩いた。
その顔が意味ありげな表情を浮かべる。
「ドーラ……まさか」
「ハイネがいけないのよ。なんか抜けてるし、みなさんに迷惑かけてるし……」
「ようするに……」
「科学班の見習いとして本部に行けるようにシスターに取りはからってもらったの♪」
ハイネは完璧に言葉を失った。
背後を見なくてもラビたちが笑いをこらえているのが嫌でもわかる。
「ついでにドットも連れくわよ♪なんかこの子離れてくれないの」
ドーラは服の裾を掴んだドットの頭をなでた。
「そんなにオレといたいんさぁ???」
ラビが下心丸見えの表情でドットの顔をみた。
「ラビ、顔にやけてます」
「ホント何歳だろうと関係ないのね……」
「今度ドットに近づいたら殴り飛ばす」
「えぇ〜……」 ホールドアップ
ラオとドーラに挟まれてラビは素直に両手を上げた。
「面倒くせぇ_____」
ヴァルはのんびり空を見上げた。
そんな中、ハイネは内心首を傾げていた。
______五年前ってオレ本部の長期任務にいたんじゃなかったっけ……
「ほら、なに考え込んでるの」
「いきますよ」
その声に押されるようにエクソシストとその他←はゲートのある教会に入ると司祭とシスター、子供たちに見送られて帰っていった……
ホーム
……みんなの待つ本部へ
第1幕 血ト鉛ノ舞曲 【完……?】
…ャン……………
………ッャン♪…
…ポチャンッ……………!!!!!
「……あの…ヤロ…絶対許さねェ…」
パチャンッ………ッポチャ……………
「イノセンス直接……ぶち込みやがって…」
_____ガッ!!!!!
ジゼルが教会の壁を思いっきりたたいた。
司祭が驚いてジゼルのいる方向に振り向いた。
「あいつらは…………?」
「…………あ、あなたは???」
「答えろ……
今オレ…機嫌最悪なわけ………」
「何処いったんだよ…」
「神を裏切る事は出来n_「…あっそ」
_____パチャンッ…
「あら、司祭様は__???」
「いらっしゃらないわ、お留守みたいね………」