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プロローグ


マリー・ポッターはすやすやと寝ていた。
冷たい風が顔に当たる。
空の上を飛んでいるみたい。

本当にそうだった。

マリーは兄のハリー・ポッターと一緒にハグリットに抱かれ、空飛ぶオートバイで空を飛んでいる。
ブルルルルル——、エンジンの音が小さくなった。
止まるみたいだ。

ゆっくり円を描きながら降りてゆく。
1件の家の前に着いた。

ハリーは家の前に置かれ、マリーはハグリットの手の中だ。
ハグリットが何かを言っている。
近くにいた老人、いや偉大な魔法使いダンブルドアがそれを止めた。
そしてハグリットはマリーを連れて、飛び去った。


ココから物語りは始まってゆくのだ。
何も知らないマリーとハリー。



自分達が魔法使いだという事も・・・。
これからどんな大変なことが待ち受けていることも。