二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ ◆虹色学園の物語◆ 立て直し ( No.7 )
日時: 2009/12/20 21:31
名前: つっきー ◆6ErNcpqLy2 (ID: 8Sk6sKy2)

003.部活見学

「美術部へようこそッ!!」

今、オレンジとミカと、ミカの双子の妹のルカと一緒に部活見学をしており、今美術部にいる所だった。

「ようこそ一年生!」
「ゆっくりしていってね!」

部活の先輩達がオレンジ達を出迎えると、部長らしき人がやってきた。

「ようこそ。部長のナオです。ゆっくりしていってね♪」
「は、はい……」

美術部は思ったより癒し系の部活で、ほんわかしていた。
見る限りでは、大半が女子で、男子は4.5人程度しかいなかった。

「なんか絵書いていく?」
「あッ、はい!!」

ルカとミカは声を合わせて即答で答えた。
オレンジは仕方なく一緒に絵を描くことになった。

「ミカとルカは何を描くの?」
「オリキャラかなぁ……」
「私も。……オレンジは?」

実はオレンジは初等部では美術……いや、図画工作が大の苦手であった。
絵も下手だし、耕作は部品をなくしたり、アクシデントどころの騒ぎではなかった。

「うーん……茶色のソフトクリームしk「やめやめ!!」

オレンジのイケナイ発言にミカは急いでオレンジの口を手でふさいだ。

「……さすがにウ○コはダメだよ?」
「はーい……」

オレンジはミカとルカの絵を見ながらボーッとしていた。
そして次は演劇部へ向かうことにした。


「あ、来た来た!!」
「ようこそ演劇部へ!」

演劇部専用の教室に来ると、演劇部員は、オレンジ達を誘っているかのように出迎えた。
演劇部専用の教室は、教室二つ分の広さで、片方は打ち合わせをすると思われるかのように、机が並んでいて、もう片方は何もないように空いている。

「あなたは私達の間でとっても有名なのよ♪」
「……有名?」

オレンジはクエスチョンマークを頭に浮かべると、演劇部員の一人が言った。

「初等部の学習発表会、とある一人の演劇部員がビデオに収めてたのですが、あなたがとても主役を上手く演じきって、小学生レベルじゃない! と全員が思ったのです」
「あ、あたしが……?」
「はい! ぜひとも演劇部に入ってほしいな〜って……」

オレンジはそう言われるととても断りにくくなってしまった。
一応、合唱部と迷っていたので、ちょっと心が揺らいでしまったが、もしかしたら自分の実力では期待を裏切ってしまうかと少し思った。

「あ、考えておきます……ね」

オレンジは、部員にそう言った。そして、合唱部へ向かった。