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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ ◆虹色学園の物語◆ 立て直し ( No.9 )
- 日時: 2009/12/20 21:33
- 名前: つっきー ◆6ErNcpqLy2 (ID: 8Sk6sKy2)
004.決断
「ん? なんか聞こえない?」
「歌かなぁ?」
安らぐ声、安定する音程と声の柔らかさ……それが音楽室から聞こえた。
「失礼します……」
音楽室へ入ると、合唱部が居た。
指揮者は和らげるように指揮をし、音楽室中は合唱部は綺麗な歌声で響き渡っていた。
「……すごい……」
思わず言葉をこぼし、歌ってなかった合唱部の部員に話しかけられた。
「すごいでしょ? 先輩方の歌声……」
「……こんな綺麗な歌声、聞いたことないです……」
オレンジ達は先輩の綺麗な歌声に感動していた。
歌い終わった後は、必死に拍手をした。
「すごいです、すごいです!!」
オレンジは拍手が止まらず、ずっと続けていた。
すると一人の少女がオレンジに歩み寄ってきた。
「こんにちは、〝オレンジ〟さん」
「へ? なんで名前を……?」
「あなたは私たちの中でとても有名よ? 歌声が綺麗って……」
演劇部でも、合唱部でも、オレンジの名は知られていた。
そして、オレンジは心が揺らいでしまった。
「……決めます。あたし、合唱部に入りたいです!!」
オレンジは合唱部に入る、そう決断をした。
すると肩をぽんぽんと叩かれ、後ろを振り向くと、一人の少女が居た。
「あなたも合唱部へ入る予定なのね?」
「あ、はい!!」
「私はアイ。私も入部する予定なの。よろしくね?」
アイ——。アイはニッコリ笑った。
そして後のオレンジの犠牲者である。
「入部、楽しみにしてますね♪」
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