二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 仮面ライダーディケイド ブレイクニューワールド  ( No.12 )
日時: 2010/02/10 22:44
名前: らいでん (ID: jCCh2JPd)

災厄のD 蘇った破壊者


「まさか・・士くん?・・・」
夏海の目の前に立っている赤と黒のライダーは
間違いなくディケイドだった
門矢士、かつて幾つもの世界を旅した
世界の破壊者であり仮面ライダーディケイド
「また・・会えるなんて・・・」
そう言う夏海の目は潤んでいる
「なんて顔してんだ夏ミカン・・」
夏ミカン、士が夏海につけたあだ名だ
そう言った士は変身を解除する
以前と変わっていない士だった
「つ・士!?なんでこんなところに!」
ユウスケはかなり驚いている
「また・・・旅をしなきゃいけないみたいだ」
ディケイドのカードを見つめながら士は言う
「それって・・・どうゆうことですか?・・」
夏海はわけがわからず困惑気味に尋ねる
「・・・今は言えない、いずれ話すさ」
答えるのを拒んだ士は倒れているWの方を見る
「この世界は・・・Wの世界みたいだな」
士が振り向いた
「何か・・・来るぞッ・・・!」
士の目の前にはスーツを着た男が立っていた
「・・・実験体を倒すとは・・・コイツ何者だ?」
スーツの男が近づいてくる
「だが・・・その力を手に入れれば!」
男がガイアメモリーを取り出した
「ディザスター!」
男の周りに竜巻と砂嵐が巻き起こる
「なっ?!こいつは!」
鳴海は現れたドーパントを見て驚愕する
「フフフ・・・すべて無に返してあげますよ!」
黒い鎧をまとったようなドーパントが現れる
「こいつは・・・ディザスタードーパントだ!」
鳴海が言う
「ディザスター?災厄って意味かい?」
「あぁ・・地球をまるごと滅ぼす程の力を持つドーパントだ!」
「そんな?!化け物か!?」
ユウスケが言うとショウタロウがドライバーを装着する
「でもやるしかないんだ!」
フィリップも起き上がる
「負けるわけにはいかないね!」
「サイクロン!ジョーカー!」
再びWに変身した二人はディザスタードーパントに向かっていく
「マキシマムドライブだっ!」
そう言うとジョーカーメモリを腰に挿す
「マキシマムドライブッ!!ジョーカーエクストリーム!」
Wが分裂してディザスターを貫く
「ぬがぁっ?!!」
ディザスターは吹き飛ばされる
「やった・・・のか!?」
だが吹き飛んだはずのディザスターは消えていた
「?!」
驚愕するWの後ろに黒い影が
「終わりですよ!」
ディザスターの体から黒い閃光が放たれる
「ズドォオオン!!!」
轟音とともにWが吹き飛ぶ
「これが災厄の力ですよ!」
「そんな・・・立て二人ともっ!」
鳴海が必死に呼びかける
「・・・」
だが返事はない
「フフフ・・・実にもろい・・・仮面ライダーとはこの程度ですか?」
ディザスターがそう言うと
「ヒュルルルルッ!!ザシュッ!」
カードがディザスターに当たる
「・・・貴様は・・・一体何者だ!」
士の方を向いた
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」
そう言った士の手にはWのカードが握られていた
「変身!」「カメンライドゥ・・・ディケイド!」
士がディケイドに変身する
「アタックライドゥ・・・ブラスト!!」
ディケイドはブラストで先制攻撃をしかける
「チゥィン!!」
だがディザスターはそれを払いのける
「効かないぞそんな攻撃は!」
だがディケイドは消えていた
「?!どこです!」
ディザスターが振り返るとディケイドは吹き飛ばされたWの元にいた
「まだ・・・立てるな?」
士が尋ねると
「く・・あぁ・・・もちろんだっ!」
Wが起き上がる
「上出来だな、さぁ決めるぞ!」
士はカードを装填する
「ファイナルフォームライドゥ・・・ダダダダブルッ!!」
するとディケイドはWの背後に周る
「ちょっとくすぐったいぞ!」
ディケイドはWの背中を開いた
「うわっ?!」
Wはハードボイルダーに変形した
「・・・あの世界のとは違うんだな・・・」
ディケイドはそう言うとWボイルダーに乗る
「さぁ・・・フルスロットルでいくぞ!」

次回W編最終話

     次回「激走のW」