二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】 ◆孤高ノ演舞ハ開演◆ ( No.20 )
日時: 2009/12/23 16:01
名前: 屡稀 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
参照: 名前変えちゃいましたvv 葛端です♪

第六夜 —演舞に現る乱入者—

——————そして洞窟内。


洞窟内はじめじめとしていた。
岩で出来ている洞窟で、天井の岩から雫がポツポツと流れていた。
良く見ると下には足跡が付いている。


(誰か入ったのか......?? それとも............AKUMAか............??)

ふと瑞夜は足跡を見ながら瑞夜は考えた。
ラビとラウはAkUMAの残骸を探している様子だ。



カササッ............

「!!」

ふと瑞夜は小さな足音を聞いた。
目をバッと見開き腕を構える。

......出て来た者は瑞夜の想定外の者だった。



「お、お姉ちゃん............だぁれ......?? 怖く......ない??」

......出て来たのは丁度7歳程の小さな子供だった。
天然パーマの白銀色のショートヘアに藍色の大きな瞳。
その瞳には涙が浮かべてあった。


“例え子供でもAKUMAだったら同じモンだ”

そう師匠のソカロ元帥に教わった瑞夜は警戒しつつ子供に近寄る。
子供は瑞夜の殺気が無い事に気付いたらしくもう怯えてはいなかった。


「............お前......何の用だ??」
「こ、此処の......奥にね......ロボットみたいなのを壊す人がいて............グスッ」

ロボット............?? AKUMAの事か??
AKUMAを壊す......それはエクソシストかはたまた............ノアだろうか。

「............とりあえず、此処の奥まで案内してくれ......」
「う、うん......その人......倒してくれるの??」
自分の敵ならな、と瑞夜は表情を見せずに言った。
この子供は人間だろうか......??

ウォーカーなら簡単に分かりそうだが............

瑞夜は途方も無い溜息を着いた。


「瑞夜〜〜............その子供誰さ??」
「............養子か??」
「馬鹿言うな............洞窟の奥で不信人物を見つけたらしい......案内するそうだ」

ラビは子供の背丈に会う所でしゃがんでじっと見つめた。
............つくづくラビと子供は合うな......
瑞夜はラビと子供を見た。


ふとラウを見てみる。
何かを考えている顔で子供を見ていた。
............考えている事は私と同じか。

明らかに子供を疑っている様子だ。
無理も無い......いきなり来て助けて、と言えば少し位疑うだろう。


「ぼ、僕は......ラウディって言うんだ......一緒に行ってくれるの??」

「まっ、そう言う事さぁ♪」
ラビはラウディに笑いかけると私に目配せする。
私は仕方なしに頷く。
ラウも一応頷いた。









そして私達3人と風変わりな少年との洞窟探索が始まった。