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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.32 )
- 日時: 2009/12/26 20:55
- 名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
32 落ちなかった落ち葉4
楓 視点
あの後、舞奈を探しに行ったが、出かけていたらしく、見付ける事が出来なかった。
夕方になり、俺達が縁側に座って、夕日を眺めていると、すぐ近くで、足音がした。
「誰?!」
振り返ると、舞奈がそこにいた。
「舞奈!! よかった、ずっと探してたんだ。俺、お前に聞きたい事が——」
「待って」
突然、舞奈が強い口調で、俺の言葉を遮る。それには、誰も逆らえないようなオーラが、かもし出されていた。
「あなた達が聞きたい事は、大体予想がつく。でも、それは今、答える事が出来ない」
そこで一旦、舞奈は言葉を切ると、少しだけ視線を落とした。やがて、舞奈はゆっくりと顔を上げ、きっと俺達を見すえる。
「零番隊隊長として、あなた達に命じる。今日から二週間以内に斬魄刀に名を聞き、実体化させなさい」
いきなり言われたその言葉の内容を、半分も理解できなかった。
零番隊? 斬魄刀? なんなんだ、それは。
「もし、これを達成しなければ、あなた達を待っているのは、死よ」
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