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短編　シルバー誕生日


今日はクリスマスとかいう馬鹿げたイベントがあるらしい。
多分姉さんやゴールドたちはそのイベントでもやってるのだろう……

……オレの誕生日なのに、な

「シルバーさん？」

不意に扉が開いた
おかしいこの隠し家を知っているのは
マイだけなのだが……

いや、あの柔らかいトーンは……

「マイ、か？」
「そーだよ！　マイでーす」

マイはイベントに行ってないのか……
ゴールドのやつマイを独りにしやがったな

「お前クリスマスパーティーには行かないのか？」
「クリスマスパーティー？
そんなことより！　ゴールドの家に来て！」

なんなんだコイツ……
ゴールドの家にだと？　クリスマスは？

「早く！　リューくん“そらをとぶ”!」
「リュー！」

オレとコイツを捕まえたんだよな……
こんなにデカくなっちまって

「シルバーさんも乗って！」
「うぁ！？」

ぐいっと引っ張り上げられた
そのままゴールドの家まで行くんだな








inゴールド宅

はあ、結局抵抗をせずに来てしまった
しかしマイはなにを考えているんだ？

「ほらほらー開けて開けて！」
「あ、ああ」


「ハッピーバースデーシルバー！！！」


そこには、姉さんやクリスたちそして……

「クウハ、ブラウン、ユウナ、ユウト」
「おめでとー！　シルバー！！」
「おめでとうございます」
「「　おめっとー！！　」」


「みん、な…………あり、が…と……う」
「シルバー、テメェ礼が言えるよう……」


やっぱりコイツだけは礼は言えんな