二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケスペ】君宛ての手紙 【連載up】 ( No.77 )
- 日時: 2009/12/24 22:05
- 名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
- 参照: 遅くなったけど
おーちゃん、やっと来れたよー
というわけで、何のジャンルとも言い難い小説を押しつける(オイ
題・ツンデレにプレゼントしててみよう「勝手なシチュエーション」
「…今日あんた誕生日だったわよね。」
「え、あ、うん。」
一人の少女が、もう一人の少女に唐突に聞いてくる。
「あ、もしかしてプレゼンt」
「あげるわけないでしょ。」
思いを躊躇なく切り捨て、木枯らしの吹く帰り道を歩く少女。
「(期待したのがいけなかった…。)」
「ちょっと! 何してんのよ、行くわよ!」
「はいはい。」
小走りで、前を歩く少女に追い付く。
「……。」
「……。」
急に無言になってしまった二人。
「(なんか空気悪い…)」
ちらりと隣を見ると、少女の口が「へ」の字になっていた。
「(うっわー、機嫌の方が悪いじゃん。)」
そんな事を思いつつも、何を言うことなく自宅に着々と近づく。
「…あのさ。」
「は、はい!」
「なにびっくりしてんのよ…。」
突然少女が話しかけてきたため、かなり驚いてしまった。
「な、何?」
「…あたし、あんたのこと何とも思ってないけど。」
「は、はぁ…(なんなんだよ…)」
そうして、自宅についてしまう。
「じゃあね、また…。」
「ん…。」
そういって、もう期待も何もせず玄関を開けようとした時。
「桜庭!」
少女に呼び止められた。
「あ、あたしは別に、あんたのことどーも思ってもないけど、でも、でもっ」
少女がちょっと顔を赤らめる。
「他の人よりは、あんたのこと好きなんだからねっ!」
ギュッと目をつぶりながら、何かを投げて渡す少女。
「うわわ! なにっ?」
「マフラーよマ・フ・ラ・ア!! あんたのために、三日徹夜して編んだんだからね!」
袋を開けてみると、そこには少し不格好なマフラーが入っていた。
「…手編みなの?」
「っ〜!!! 下手で悪かったわね!! 初めて作ったんだから仕方ないでしょ!!」
「誰もそんなこと言ってな」
「うるっさい! 学校にしてこないでよ!!」
じゃあ、どこにしてくんだと思いながら、それでも
「ありがとね」
と、お礼を言う。 すると、少女の赤いかをはますます赤くなり、そっぽを向いてしまった。
「と、とにかく! あたしがあんたにあげるのはそれだけなんだから!! じゃあね!!」
そう言って、駈け出してしまった少女を見送りながら、もらったマフラーを巻いてみる。
「…けっこう暖かいじゃん。」
帰路をたどりながら、少女は空を見上げながら呟いた。
「…誕生日おめでと…桜庭…。」
fin
グダグダでごめん\(^o^)/ なんか一回やってみたかったシチュなの←
お誕生日オメデトおーちゃん!! 妃女癒より