二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケスペ】 君宛ての手紙 【連載UP】 ( No.109 )
- 日時: 2009/12/27 17:29
- 名前: 桜庭 ◆ir0FRmG1cA (ID: P6IPfdWt)
第74話 一番落ち着くの
「ただいまー」
「おかえり…ってどこに行ってたんだよ!」
「あ、えと……トイレ! トイレだよ!」
多分…というか絶対に疑われていると思うが
ゴールドの優しさなのか、本当に気付いてないのかわからないが
ゴールドは納得したように頷くとコンビニで買ってきたものをマイに渡した
「ほらよ」
「ありがと……あ、あのね」
「ん? どうしたんだよ、改まってよ」
ゴールドから受け取ってお菓子とか色々入っている
コンビニ袋を抱えながら俯くマイに心配そうに近づくと
「あのね…【育ての家】に行きたい……んだけど」
「【育ての家】〜?……ああ、あの家か、もちいいぜ」
「ホントに!? よかったぁ」
安心したのか袋の中から色々だして食べはじめるマイを見ると
ゴールドはマイが座っているベットの横に腰掛けて
オレにもくれよ、と言ってきた
「うん、いーよ。はい」
「サンキュ」
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そんなこんなやり取りをし、一日を終えた。
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ゴーマイコンビは【育ての家】に来ていた
「ここが……うわ!?」
「どったの……かっかわいいいいいいいい」
なんとゴーマイコンビの目の前にはちっこいポケモンが沢山いたのだ
ちっこいのが苦手なゴールドとちっこいのが大好きなマイで反応が大きく違った
マイがちっこいのと遊んでいたら奥から腰を曲げたいかにもお婆ちゃんって感じ
が出てきた
「おお、おお。可愛い娘さんじゃの」
「あ! お婆ちゃん、こんにちわ!」
「こんにちわ、とそこの若造」
「あんだよ」
マイが元気に挨拶をするとおばあさんはニッコリ笑って返事をしたが
ゴールドをみて明らかに不良なので
マイがこの不良に絡まれたとでも勘違いしたのか、ちっこいポケモンたちで
攻撃しだした
「いって!? あにすんだよ!」
「何だって? こんな可愛い娘さんをナンパしおって! ワシをナンパし!」
「ああ? 誰がこんな糞ババアにナンパなんか」
どうやらおばあさんが怒っている理由は
自分もナンパされたかったらしい我侭ばあさんだった
「………なんじゃ、そういう事だったのか」
「そうだよ、ったく」
マイが必死におばあさんを弁解(?)し誤解を解かせた
そしてなぜ自分がここに来たのか説明をすると
おばあさんは快く引き受けてくれた