二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ*:・゜。*短い時間と、長い距離*。゜・:* ( No.1 )
日時: 2009/12/26 15:46
名前: つっきー ◆6ErNcpqLy2 (ID: 8Sk6sKy2)
参照: 短編  ゴーオレ ゲームセンターでの物語。

#001

「それそれそれぇーい!! そろそろ疲れてきたんじゃないのー?」
「何を言う!! 俺はこの通りピンピンだぜ!!」

ゴールドは自信満々の笑顔でオレンジに言う。
しかし、オレンジは画面に集中していた。

二人は銃で撃つゲームで遊んでいて、時間は無制限。
30分バトルしても決着がつかないので、周りの人はどんどん集まってきていた。

「前髪が爆発してる少年頑張れ!!」
「隣のオレンジ色の女も負けるな〜!!」

何人かが二人を応援すると、二人は同時にくるっと後ろを振り向いた。


俺にはゴールドっつー名前が
                   あるんだよォ!!
あたしにはオレンジっつー名前が


二人は同じようなことを言ったので、逆に周りの人は驚いた。


開始1時間。未だに決着はつかない。
しかし周りの人は楽しそうにそれを見ている。

「……そろそろ疲れてきたようじゃん……?」
「その台詞...そっくりそのまま返すぜ」

二人は少し息切れしていた。
それでも二人は条件を出し合っていて、それに負けたらとんでもない事になっていた。


「この一発で決めるか……!!」
「……そうだね!!」

そうお互いに言葉を投げかけ、再び銃を構える。
そして...

「「いっせーのーでッ!!」」

二人は銃をあげ、同時に打った。
さて……結果は?


「いやー悪いね!! 奢らせちゃって!!」
「……まだ食うのか?」
「あとポテト3つにハンバーガー4つ!!」

結局買ったのはオレンジ。ゴールドとオレンジは今マックにて、奢らされていた。

『負けた方が勝った方の言うことをなんでも聞くってのは?』
『……上等!!』


「もっとましな事すれよ...」
「へ?」
「……デートとか」

ゴールドの発言にオレンジはポカーンとしていた。
ゴールドはあわてて口をふさいで、「しまった!!」という顔でもしていた。

「……こういうのがデートじゃない、の?」
「……へ?」
「ち、違うの?」
「え、そ、そうなのか? え? でも」

お互いがお互い上手く発言出来てなくて、しばらく沈黙が続いていた。
まぁ結局、ほとんど何も喋ることなくそのまま終了してしまった。

「アイツめ……!!」
「ゴールドってあんな性格だったかしら?」
「……後で殺.す」