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プロローグ

「……う、嘘だ……ろ……?」

俺はポケギアを持っている右腕をゆっくり落とすと、その場に倒れこんだ。


ありえない。信じない。……オレンジが失踪したとは……とても信じ難かった。

≪……シルバー。落ち着いて?　……今からカントー・ジョウト・ホウエンで別れてオレンジを探す。あなたはゴールドとクリスと話しあって。分かったわね?≫
「……ああ、わかったよ……姉さん」

ポケギアの電源を切ると、俺はすぐゴールドに連絡を取り、集合場所に向かった。場所はコガネシティだった。

俺はすぐ走って、走って……二人を見つけた。

「……ゴールド……クリス……」
「……シルバー……」


同じ頃…………。

「うーん……オレンジかぁ……」

ブラッキー・エーフィ・ヨルノズク・シャワーズ・サンダース・ブースターのモンスターボールと、それが入ってるバッグを手に取り、アサギシティからコガネシティへ向かっている少女が居た。