二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸…マリオネットノ無言劇 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/28 20:57
- 名前: なさにえる (ID: QShSD58R)
ノア
使徒ノ晩餐 [Ⅰ] …前夜…
……ポチャンッ
……………ピチャン…
………………ポチャンッ♪
「珍しいねぇ♪」
「はっ………」
___ドサッ
「どうせ女口説いてへましたんだろ」
「そんな口の聞き方はいけないよ、弟よ」
「へいへい…」
「主の仕事もしないで遊んだつけよ」
「なっさけないわね」
_____パンッ!!!!
''彼女ら''の前のグラスが弾けとんだ。
「ヒッ!!!荒れてるねッ」
「油断するからだバァ~カッ」
「フワアァァア……うるさいなぁ。ちょっとは静かにしてよ寝れないだろ」
______ガシャンッ!!!
「黙れ………」
鋭い殺気に全員が思わず黙った。
「で、そんなに荒れて…''お仕事''は見つかったの……?」
白く長い指が突如として血に汚れたジゼルの頬に触れた……
現れたのは霧を纏ったような雰囲気を持つ''女性''___
、、、
「遊んできて収穫なしなんて千年公も許さないんじゃない」
闇をも喰らうような漆黒の眼が''彼''を呑んだ。
________ゾクッ
「どうするんだい」
''男''がからかうように言った。
「あぁ…………」
天を仰いで再び向き直った視線は落ち着いたものだった。
「大丈夫……仕事はこなしてるって」
皆の瞳が明るく輝いた。
「で、場所は______???」
''女''の指がワイングラスに触れた。
_________パシャン…
劣化するようにバラバラとグラスが崩れ___
___血のように紅いワインが溢れて白いクロスに広がった_______