二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸…無言劇マリオネット 12/28u ( No.21 )
- 日時: 2010/01/08 14:34
- 名前: なさにえる (ID: 8t12zafz)
第14夜 日常……異常…非常
三日後のもう日も黄昏れた夕時…………
本部ではいつもの日常が流れていた。
科学班はリーバー以下数名←)を子供のダークマターの影響の診断のためにあの孤児院に派遣していたのでかなり忙しそうだったが…
「修行お疲れ♪」
いつもの修行を終えたラオの隣にグロリアが座った。
「今日の晩ご飯はなに食べてるの?」
「今日の晩ご飯はねぇ、ジャポーネの親子丼。厨房借りて私が作ったの♪」
____ホッ
「今日は食パンのあんぱんじゃないのね」
「棗くんに教えてもらったの。なんでも、鶏の子供と卵の子供で作ったから親子丼って言うんだって♪」
「……………」
「ラオも食べる???」
「グロリア……」
「食べないの???おいしいのに」
「それって………」
「え???」
「………なんでもない」
、、
可愛く首を傾げて卵丼を食べるグロリアにラオが突っ込む事は出来ない……
ふと食堂のはじを見るとテッサイアとクロウがチェスの勝負をしていた。
「珍しいね。クロウとテッサイアが勝負してるなんて」
「………あんな駒で遊ぶのの…何が面白いのか………」
遠目で見物していた瑞夜がやってきた。
そう言ったそばで突如クロウのチェスの駒が舞い上がった。
「今度はクロウが負けたみたいだな………」
「今度は?」
「もふふゅっはいふぉやっふぇまふ…から」
グロリアが卵丼を頬張りながら教えてくれたようだが……
「ごめん、なんて___?」
「………もう十回やってるから」
瑞夜が翻訳してくれた。
「ちなみにテッサイアの七勝三敗だ………」
「ああいうボードゲームはテッサイアの独壇場だもんねぇ♪」
そういうグロリアもカードゲームでは負けなしだ。
その''強運のみ''でイカサマをするアレンに勝った事まである……
「そろそろ寝なきゃお肌が荒れるわよ♪」
ジェリーが不吉な言葉を残して食堂を出た。
___気がつけば日もとっぷり暮れている
それを合図にするようにバラバラとみんな自室に戻り始めた。
クロウとテッサイアもそのあと三回も続けてやっていたがすぐに部屋へ引き上げていった。
「おやすみ」
テッサイアが悠々としたふうに部屋へ帰っていった。
クロウもそのあとで部屋に戻っていった。
「おやすみ」の笑顔が少し引きつっているのはラオにも理解で来た。
「じゃあ、おやすみ♪」
それから少しして、グロリアも棗からくすねた八つ橋をうれしそうに食べながら自室に帰っていった。
夜にそんな物を食べてあの小柄な体系を維持しているのはグロリアクオリティーだ←
「私ももう戻るかな………」
「じゃあ、私も」
ラオはそう言うと瑞夜について部屋に戻っていった。
…………黒の教団は眠りについた
……しかし、彼らは知らなかったのだ
ムクロ
常闇の中で…''骸''が眼を開いた事に…………