二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マーメイドメロディぴちぴちピッチ〜嵐の後の嵐〜 ( No.15 )
日時: 2009/12/27 10:19
名前: R@Mi (ID: tuG0e6yh)

エピソード13


琴羽 「フフフ・・・・・。もう何でも良いわ!貴方達の真珠を奪ってやる!この私の歌声を使ってね!」

るちあ 「まさか!」

琴羽 「行くわよ・・・・。覚悟しなさい!お姫様!」



<優雅な眠りをプレゼントするわ>


〜♪♪♪
〔儚く咲き続ける地獄の花 
それはまるで もがき苦しむ人間のように
楽しく 愉快に 永遠に

それは何故咲き続ける? 意味など無いのに・・・〕



るちあ 「何この歌!」

波音 「いやぁ!!」

リナ 「苦しい・・・!」


〜♪♪♪
〔ひらひらと散り逝く桜の花弁 命の尽きた桜の葉
真珠の運命と共に 消え逝く桜・・・サクラ・・・さくら・・・・〕


3人 「・・・・・・。」

琴羽 「ふん!容易いわね。こんな物なのかしら?真珠の力は。」

?? 「させないわ!」

琴羽 「!?」

琴羽が振り返ると、そこにはシェシェとミミがいた。

琴羽 「しまった!」

BBS 「重圧プレス!」

琴羽 「いやぁー!!」


琴羽は、るちあ達から少し離れた所まで飛ばされた。


琴羽 「現れるタイミングが悪すぎるのよ!青鬼!」

ミミ 「・・・?」

るちあ 「ミミ・・・・?・・・・来ちゃ・・・ダメ・・・・。」

ミミ 「・・・え?」

波音 「琴羽・・・の、狙いは・・・貴方なの・・・・」

リナ 「・・・・逃げろ・・・!」

琴羽 「逃げさせるものですか!」


琴羽が糸状に毒針をミミに飛ばす。

ミミ 「・・・!!!何よ!これ!・・・くっ!取れない!」

琴羽 「貴方の力!いただくわ!」

すると、毒針がミミの口の中へ、ぬるりと入り込む。

ミミ 「う・・・・あぁ!」

シェシェ 「ミミ!!」


?? 「そこまでよ!水妖!」

琴羽 「誰だ?」

琴羽の一瞬の油断を見逃さなかったミミは即座に毒針を引きちぎる。

るちあ 「あれは・・・!」

波音 「かれん!ノエル!ココ!それに星羅も!」

リナ 「みんな・・・来てくれたのか!」

かれん 「まったく、情けないわね、貴方達。」

ノエル 「私達が来たからには・・・」

ココ 「そこの黒い水妖!覚悟しなさい!」

星羅 「それにしても、何で水妖同士で争ってんの?」

波音 「事情は後で説明するから!」

かれん 「ブラックビューティーシスターズも敵なのかしら?」

るちあ 「今はブラックビューティーシスターズは敵じゃないわ!」

ノエル 「・・・・?」

ココ 「3人とも!早く変身しましょう!」

3人 「えぇ!」


<パープルパールボイス>

<藍色パールボイス>

<イエローパールボイス>

<オレンジパールボイス>


琴羽 「7人揃った所で私に貴方達の歌は通じないわ!」

?? 「そんな事はありません。」

るちあ 「この声は!」

かれん 「アクア・レジーナ様!!」

琴羽 「海の女神!」

アクア 「7人のプリンセスたちよ。良く揃ってくれました。」

波音 「アクア・レジーナ様・・・・。」

アクア 「海の平和を守るため、邪悪な心を打ち消すのです。新しい歌を授けましょう。」


パァァっと白い光が海を照らす

琴羽 「・・・何だ!この光は!」

光が無くなり、目を開いた琴羽の前に、7人のマーメイドプリンセスがライブステージの中にマイクを持って立っていた。

るちあ 「行くわよ琴羽!邪悪な心を打ち消すために!」


<ぴちぴちボイスでライブスタート>

〜♪♪♪
〔窓の外から眺める景色はいつもと同じで
いつも美しく 輝いてる
海と恋をする夜明け前〕


琴羽 「何!?イヤ!!」

琴羽は猛烈な頭の痛みに耐えかね耳を塞ぐも、るちあ達の歌声は響いてくる。


〜♪♪♪
〔不安な心も明日になればきっと忘れるから
今日はおやすみなさい

月の光がほんのりと私を照らしてくれる
あの月も朝になれば消えちゃうのかな
それでもどこかで月は輝いてるの
今日は夜が長い でもね、明けない夜は無いから〕


<ラブシャワ〜ピッチ!>

琴羽 「イヤー!!」



<アンコールはいかが?>



琴羽 「今日のところは退いてやるわよ!でもね!ちょっと遅かったみたいよ!もう青鬼の力は私の中にあるんだから!」


ザンッと琴羽は消えていった。

るちあ 「ミミの力は・・・もう琴羽の中?」

リナ 「遅かったのか・・・」


(続く)