二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マーメイドメロディぴちぴちピッチ〜嵐の後の嵐〜 ( No.18 )
日時: 2009/12/27 17:21
名前: R@Mi (ID: I4tk7xLE)

エピソード14


ミミ 「アタシの力・・・?」

かれん 「るちあ!どういうこと?説明して?」

るちあ 「うん・・・・」


るちあ、波音、リナの3人は、他のマーメイドプリンセス4人、ブラックビューティーシスターズの2人に今までの事を話した。


シェシェ 「私の力が・・・奪われていた!?」

かれん 「じゃあ、琴羽っていう水妖は2人の力を奪って仲間を増やそうとしていたの!?」

リナ 「多分そうだろう」

波音 「ミミの力が奪われなければ、琴羽は水妖を創れなかったのに・・・」

ミミ 「・・・!」

何気なく言った波音の言葉にミミは言葉を失いそうになる。

ミミ 「アタシの・・・所為・・?」

るちあ 「・・・違う!ミミの所為じゃ無い!」

るちあは波音が口を滑らせたのを必死でフォローする。

かれん 「そうよね・・・・。貴方さえ現れなければ、琴羽に力が奪われる事は無かった!」

るちあ 「かれん!」

かれん 「どうしてくれるのよ!」

ミミ 「・・・・・ぅ。」


もう言葉が出なかった。


アクア 「その水妖の姉妹は悪くありません」

かれん 「アクアレジーナ様!でも!」

アクア 「るちあ、波音、リナ、貴方達3人はこの姉妹が来なければ間違い無く真珠を奪われていました。それに・・・」

るちあ 「それに・・・?」

アクア 「この姉妹からは邪悪な気配がありません。とても水妖とは思えないほどの良心が見えます。こんな者達を、責めてはいけません。プリンセス。」

かれん 「・・・。」

アクア 「それに、彼女達はもう貴方達プリンセスと闘う気は無いようですし・・・・。いい機会です。この姉妹と共に戦いましょう。」

7人 「・・・!って、え〜!!」

ミミ 「・・・・」

シェシェ 「共に闘うといっても・・・・」

アクア 「琴羽はとても強力な水妖です。共に闘う人数は多い方がよいでしょう。」

シェシェ 「それば別に構わないけど、私達がマーメイドプリンセスを裏切らないっていう保障は出来るのかしら?どうやら、プリンセス様の中にも私達を信用してないのも居るみたいだし。」

かれん 「・・・・・。」

アクア 「絶対に裏切りません。そうでしょう?シスター・ミミ」

ミミ 「・・・え?」

アクア 「貴方には、プリンセスとは絶対に闘えない理由がある。妹が闘わない以上、姉が単独でプリンセスを敵に回すことは無いでしょう。」

るちあ 「そうね。」

波音 「ミミにとって私たちは恩人だものね!」

リナ 「どうだ?かれん。」

かれん 「・・・・分かったわよ!今回だけは信用してあげる!でもね!少しでも怪しい行動したら即敵と見なすわよ!」

ノエル 「・・・素直じゃないわね。かれん」

ココ 「・・・ホント」

星羅 「・・・私は、あの姉妹を絶対に信じるよ。」

るちあ 「・・・?」

星羅 「私がミケルに取り込まれてるとき、ミケルのみ使い達の行動を少しだけ見てたんだけど、みんな使命に従う真っ直ぐな子達だったもの!」

るちあ 「星羅・・・・」

星羅 「一緒に闘おう!シェシェ!ミミ!」


星羅はふわりと微笑んでシェシェとミミの前に手を差し出した。


ミミ 「ええ!がんばって琴羽を倒そう!」


ミミは星羅の手を取った。


星羅 「ほら、貴方も!」

シェシェ 「・・・・。」


シェシェは無言で星羅の手を握った。

るちあ 「みんなで海の平和を守ろう!」


(続く)