二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マーメイドメロディぴちぴちピッチ〜嵐の後の嵐〜 ( No.22 )
日時: 2009/12/29 12:20
名前: R@Mi (ID: bzx3l0Dz)

エピソード18


リナと雅弘はバイクで道路を移動中だった。

リナはバイクを運転している雅弘の後ろに乗っている。


リナ 「雅弘!これから何処に向かうんだ?」

雅弘 「僕の取って置きの場所!リナに喜んでもらえるかどうかは解らないけど。」

リナ 「それは、楽しみだな。いったいどんな素敵な場所なんだろうな。」

雅弘 「プレッシャーかけないでよ・・・・」


雅弘はバイクを止めた。


リナ 「ここは・・・」


そこは協会だった。屋根には大きな鐘がついている。


雅弘 「・・・もう少しかな・・・」

リナ 「・・・・?」


そのとき

ゴーン・・・・ゴーン・・・・

と、鐘が鳴り始めた。


リナ 「綺麗な音だな、この鐘。」

雅弘 「だろ。聖なる日には聖なる場所で、聖なる音色を聞くのが一番だ。」



協会の近くには海があった。海からリナの様子を観察している人影があった。

星羅 「リナ・・・・、上手くいってるみたいだね」

にこらの手伝いをサボってリナの様子を見に来たようである。

星羅スゥっと息を吸った。


〜♪♪♪
〔夢の終わりを願うのはなぜ
荒れ果てた場所にも 花は咲くのに〕


リナ 「この歌は・・・星羅のヤツ・・・」

雅弘 「綺麗な歌だね・・・」

リナ 「・・・・七色の風、七色の空」


リナも星羅にあわせて歌う。


〜♪♪♪
〔希望は世界に溢れてるのに
 間違えた夢を見てただけ 愛の在り処や記憶の謎と
 突き刺さる 冷たい孤独に

貴方は苦しんでたの〕




かれん 「この声は!」

ノエル 「星羅ったら、サボって何処行ったかと思えば・・・・」

ココ 「・・・・歌いましょう。」


〜♪♪♪
〔純白の翼を休めて 優しく眠って〕


波音 「これは・・・・」

渚 「綺麗な声・・・・」



海斗 「・・・るちあ!」

るちあ 「・・・・みんな・・・・」


〜♪♪♪
〔生きたいと願い 生まれたでしょう さあ!
希望の鐘音 最後の歌を今

強いものだけの世界じゃないから

Listen to My Love この歌を!


愛する気持ちから 世界はきっと始まり
全てを引き寄せて 大きな愛の輪となる
間違い 傷ついて 戦い 涙流して
それでも終わらない 


誰かを愛する気持ち〕


リナ 「・・・・雪だ!」

雅弘 「聖なる日の、聖なる雪・・・いいね!聖なる歌も聞けたし!」

リナ 「さっきから聖なる聖なるって・・・お前はキリシタンか!」

雅弘 「アハハハハ・・・!」



(続く)