二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マーメイドメロディぴちぴちピッチ〜嵐の後の嵐〜 ( No.8 )
日時: 2009/12/27 09:56
名前: R@Mi (ID: tuG0e6yh)

エピソード6


ミミ 「シェシェ・・・・どうして・・・ねえ!シェシェ!答えてよ!!」

シェシェの返事は無い。


琴羽 「赤鬼!やっておしまい!」

琴羽がそう言うとシェシェはミミに向かってプレスを連発する。

ミミ 「キャッ!」

ミミは重圧プレスを一発くらってしまった。


るちあ 「ミミ!」

ミミ 「シェシェ・・・どうして?アタシ達は・・・2人で1つじゃなかったの?」

岩山に倒れていたミミの目から涙がこぼれた。


波音 「ミミ・・・・。」

ミミ 「シェシェ・・・・・」

ミミは立ち上がり、シェシェのもとに行く。
シェシェが重圧プレスを出そうとした瞬間、ミミはシェシェに抱きついた。


ミミ 「シェシェ!アタシの事忘れちゃったの!?」

シェシェの手元から放とうとしていた衝撃波が消えた。


琴羽 「何をしてるの!早くそいつを倒しなさいよ!」

すると、シェシェの周りに竜巻が発生する。


るちあ 「ミミ!」


ミミ 「シェシェ!何でこんな事するの!?何であたしを敵に・・・シェシェ・・・・。シェシェと闘うくらいなら・・・・オニアンコウに戻ったほうがマシだよ・・・・」


再びミミの目に涙が浮かんだ。

ミミ 「お願い!目を覚ましてよ!」

シェシェ 「・・・ミ、ミ・・・?」

ミミ 「シェシェ・・・!」

琴羽 「何・・・だと・・・!何をしている!早くそいつを倒せと言っているだろう!?」

しかし、シェシェはもう攻撃してこない。
いつしか、シェシェの目には光が戻っていた。



シェシェ 「ミミ・・・・ゴメンね。」




琴羽 「くそ!」

るちあ 「どうやら、愛の力が貴方の毒に勝ったみたいね!」

波音 「闘う気も無い人を自分の仲間にしようだなんて、許さない!」

リナ 「覚悟しろ!」

琴羽 「だから!貴方達の歌は・・・!うぅ!」


急に琴羽が苦しみだした。

琴羽 「うぐぅ・・・、こんな身体じゃなければ・・・マーメイドプリンセスなんか、すぐにでも!」

琴羽はひどく息が上がっていた。



ミミはシェシェを岩山に寝かせた。ミミは上にいる琴羽を見上げ、彼女の足元を見た。

ミミ 「あれ・・・?」

琴羽は長い着物を着ているため、正面からその足元は見えないが、今のミミの位置からは足元が良く見えた。



—————そこには、足と呼べるものが無かった。



琴羽 「じゃぁね!今日のところはこのくらいにしてあげる!覚えておきなさい!」


るちあ 「・・・琴羽。」


(続く)