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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: Crazy Night ( No.3 )
- 日時: 2009/12/28 15:24
- 名前: NOAH ◆p5CHNX570g (ID: QJ6Z1NnV)
EPISODE II
『呪』
「まさか……今、目にしている赤子があの………呪われた子だなんて。」
片方の赤子の右頬には紅い6㌢ほどの十字架の印があり、もう片方の子にも左頬に同じ十字架の印があった。
「……この事を外界の人たちに…、このブライトネス孤児院に居ると知られたらこの子たちの居場所がなくなってしまう。」
朝、教会の<<真実の間>>で私は6人の司教様にこの事を話し。どうすれば良いのかを相談した。
「この事態はどうすれば…。司教様ならどうされますか?私ではどうすればいいのか分かりません!」
私は迷い果て頭を抱えた。
司教様は顔色も変えず、私に話した。
「これもあの子供たちの運命……。私たちは見守る事しか出来ません。……ですが、子供たちを人々から護る、止めることなら出来ます。…………あの子供たちの情報などは教会内だけの秘密としましょう。私たちは教会にいるシスターを集め、この事を話します。」
「……はい…。では、こちらは孤児院にいる子供たちに。……多分、大丈夫でしょう。幸い、子供たちは赤子の時からいます。外界の人たちの事を知らないでしょう。」
「では、そちらの事は任せました。」
私は早速子供たちに今話したことを伝えようと席を立った。
「じゃぁ、私はこれで…………、あっ!!」
私は重要な事を思い出し、司教様に言った。
「司教様!!あの言い伝えが本当なら1000年前の狂夜と同じようにあの子たちがあの夜と同じ恐怖を作ってしまうっていう事ですか?」
司教様は少し考え込み、そして答えた。
「………残念ながら。もし、本当なら…いつか解りませんがそういう事になります。」
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