二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【恐怖シリーズ】 ( No.3 )
日時: 2009/12/28 16:50
名前: 未鈴 ◆Al.1IJD9xg (ID: EbRIJM5s)

第2章

【もう一人の私】

「痛いーーーーっ!」
校庭で転んでしまった優香が叫んだ。
保健室で消毒をつけた瞬間に。


保健室の先生が言った。
「で、今日はどうして転んだの?つまずいたの?」

優香が困ったように言った。
「それがねぇ・・・、誰かに押されたみたいなんだけど・・・誰だか分かんないんだよ。最近そういうこと多くてさぁ、困っちゃうんだよ・・・」

保健室の先生も、ちょっと不思議そうに首を傾げた。

「困ったもんだねぇ・・・。」

それからどれくらい立った頃だろうか?
美香が普通に学校へ登校中、また誰かに押された。
そしたら車が来た。
車が来た瞬間、私は見てしまったんだ。
もう一人の私が押しているのを。


             -END-