二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 歌小説【歌募集中】 ( No.10 )
日時: 2010/01/01 22:34
名前: Rio (ID: NTjRWWeg)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14278

僕が包んだ指先 そっとこぼれ落ちてしまったのは
足早に駆けだした君の温かさ

大切な事は全部 君ひとりで抱えていた
言いたい事何も言わず 放してしまった手のひら 
思い出すよ今でも

___


私が包んでいた圭ちゃんの手。


その手がそっとこぼれ落ちていったのは、


早足でかけていった圭ちゃんのぬくもり。


「圭ちゃん!」


「ついてくんなよ!!知ってんだぞ!お前が園崎家で、お前が……お前がっ…!!」


「違うよ圭ちゃん!それは誤解だよ…」


「嘘つくな!お前のせいで紗都子はっ……!!
お前なんか仲間じゃねぇ!!」


今、分かったよ圭ちゃん。


辛いことも大事なことも、一人で抱えてたんだね。


何も言わずに離してしまった手のひら。


思い出すよ、圭ちゃんがいない今でも……。


圭ちゃん、ごめんね。


私が園崎家の人間で___