二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBON×Dグレ】 ∮*+蒼鳥交響曲+*∮ ( No.1 )
日時: 2009/12/29 11:45
名前: 屡稀 ◆Jm1.jcFZPA (ID: COldU63y)
参照: ———それは取り戻せるかさえ分からない............儚き蓮華......

第三譜 役者ハ揃イ夜ノ序奏

◆REBONの世界◇

時は真夜中。

月さえ浮かんでいなく、空は漆黒に見える。


「もうすぐ開くな…………門が」
                  アルコバレーノ
ふと並盛町のある家の外に居たのは—呪われた赤ん坊のリボーン。

両手に銃を持ち何かを待っている様子だ。

その表情は微笑のままだが瞳は何処か切なげだった。


(……思ったより早かったな……アイツが始動するのは)

ふとリボーンは溜息を着く。


その時だった。




ザザザザザッ!

リボーンはようやく来たか、と言う表情で突然の音を聞く。

どうやらリボーンの方へと「それ」は来る様子だ。


来たのは栗色の髪を三つ編みにした少女と青色の髪に緑色のメッシュの少年だった。


「アハハハハ☆ 久しぶりー☆」
「久しぶりだね、リボーン」

二人とも、リボーンと顔見知りの様子だ。
リボーンは銃を降ろすとニヤッと笑った。


「待ってたぞ。愛、春……お前らのお陰で今回門の件でも結構助かるかる」

「別にどうって事は無いよ」
春、と呼ばれた少年は笑う。
愛も春も何処と無く不思議なオーラを漂わせていた。

するとふと春が真剣な表情へとなった。

「リボーン……門が開くって本当か?」
「あぁ、本当だぞ……鎌が俺に伝えていた」

鎌、とは先ほどD灰の世界に居た紫苑 鎌の事なのだろうか。
愛も何か考えている様子だ。

二人とも、リボーンと同じく一流のヒットマンなのだ。

頭も良いし、何より運動神経は抜群だ。


「とにかく、明日並中に行ってもらうぞ。ライゼ・アフィシオンって奴と行ってくれ」

「……門の管理者は二人いるんでしょ? どうしてもう1人はこっちの門を護ってないの?」

愛がふとリボーンに聞いた。

リボーンは少し考え込んでから説明を初めた。


「もう1人の門の管理者は……門だけを護ってるんじゃなく、〝記録〟を着けているんだ」

「「!!?」」

愛と春は初めて知った、という表情をした。
どうやらこの世界にも門、はあるらしい。

「とにかく……門の管理者は敵じゃない、ってわけ?」
「そうだ、お前らには先に言っておく」

リボーンが頷くと愛と春も納得した表情になった。

「明日並中でね……じゃあな」
「アハハ☆ またねー」

春と愛はそう言うとバッと何処かへ飛んでいった。


残されたリボーンは銃をしまい少し考え込んでいる表情になった。

「もう1人のアイツは……大変だな……」



ふとリボーンは銃をしまったトランクを持ち上げある部屋へと入っていった。


家のにかけてあった名前は——————



〝沢田〟だった。

第三譜 終