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第76話　特訓！

ほれ、まずはコイツからじゃ！　と勝手にマイのポケモンに
指指し、コイツで戦えと言った

「ぴ、ピーくんで？　よーしじゃあ、あのニョロボンをやっつけよう！」
「ピッカ！」

図鑑でピピピとニョロボンを検索しようとしたとき
ひょい、と図鑑を盗られた

「あ」
「こんな道具に頼ってはいかん！　ほれ！　自分の知識でいき」
「む、よーし！　ピーくん‘電気ショック‘」


マイの指示と共に戦いの場に挑むピカチュウの背中は
男らしかった

（はぅ、ピーくんかっこいいよぅ）
「ほれ、さっさと次の指示を出さんかい！」
「あ、うん！　ピーくん、相手の背に回って‘頭突き‘」

ピカチュウがニョロボンに頭突きをしようとするが流石、育ての家のニョロボン
さっ、と華麗に避けた

「む〜〜あ、そだ！　ピーくんニョロボンの周りを‘でんこうせっか‘で回って」
「ピッカ！」

シュンシュンシュン!!と何度も何度も回っているとニョロボンに変化がみられた
そう‘混乱状態‘に陥ったのだ

「あれ、なんか以外な展開」
「ぴ？」

どうやらマイが狙っていたのは‘混乱状態‘ではなく
単なる時間稼ぎだったよう

「まあ、いいや！　‘十万ボルト‘!!」
「ピィィィィカッチューーー」

ピカチュウが勢いよく飛ぶそして………

クリーンヒット！　相性的にも相手が混乱状態であったとして上手く
技が決まるとシュタ、と地面に降りるピカチュウ

（あ〜〜カッコいいよ〜〜流石わたしのピーくん！）
「うむ、やるな。ならば次はそこのエーフィで」

なんでも来い！と意気込むマイであった

（頑張れ、エーフィ！）
（フィィー）