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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師-光影の少女-「建て直し」 ( No.13 )
- 日時: 2009/12/30 13:06
- 名前: 椿薔薇 (ID: uUM3T3.W)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14662
第十話「白い教会」
大雨の吹き荒れる夜中。白い教会に向かう姉妹の姿があった・・・
「お姉ちゃんの好きだったこの教会で、神様にもお願いして…やっとこの日がきたんだ」
姉妹は棺を農業用の石運びに乗せながらやってきた。
その手には大きなバスケットが。
これはよくお姉ちゃんがつかっていたもの、なかにはいつもパンが入っていた。だが今はちがう、人体練成に使うものがはいっている…幸せのバスケット。
そう呼んでいた。だからこそこの中にいれたのだ
「ついた…ここだ」
白い教会の中に入っていく。
この教会はもう使われなくなってしまっていた、だがこんなに新品の用。
それこそお姉ちゃんの錬金術で綺麗にされていたものだ。
使われなくなったのもおねえちゃんがここで子どもたちをあつめて勉強会や錬金術をおしえていたからだ。
お姉ちゃんが亡くなった後つかわれることも子どもたちの笑い声、錬成の音もしない…
だが今日。大きな錬成音が、雷の音にかき消されながらも鳴り響く。
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