二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ my Wish[立て直し終了!] ( No.26 )
- 日時: 2009/12/31 19:50
- 名前: 月音 ◆K7F//gj7Ps (ID: ixDFu4/i)
- 参照: 闇は墜ち、されど光は永久に・・・
#09 四天王の苦悩+ルリ目線+
「・・・、ふーん。神崎ご子息も来てるんだー」
《うん、お陰でけが人ゼロだったよー》
私は、ポケギアで“結花”と話していた
「そっか、良かった・・・」
《うん。でも、一体誰が・・・》
小さくため息が聞こえたから、電話の向こうではきっと少しイラついてるのかも
「・・・目星はついてるけどね」
《そうねー・・・。で? あれは大丈夫?》
「うん、私が管理しているからね」
《確かに・・・。ルリなら大丈夫だよね》
あれ・・・っていうのは、この塔の頂点、本来ならチャンピオンが居座っているんだけど・・・。今は不在。で、そこの奥の部屋、伝道の間にある・・・
《・・・天界のフルートは、大切なモノだもんね》
「天空の笛、ね。あれがもし悪の手に渡ったら大変だもの・・・」
そう、シンオウの時空伝説にもなっている“天空の笛”私達は“天界のフルート”って呼んでるけど・・・。これには色々ワケがあってね
「そういえばさ、“鎮めの鈴”、役にたった?」
《あー、うん。ポケモン達大人しく帰ってったよ》
「そう。あれ、国宝級だから壊さないでよ」
《はいはい。じゃぁまた連絡するね》
「はい。は一回。・・・またね」
そして、私は電話を切った
「・・・あ、また言うの忘れてきた・・・
また聞こう・・・。“チャンピオンに双子でならないか”って・・・・」
双子のチャンピオンなんて前代未聞だしね
おもしろくなりそう♪
《楽しそうね。ルリ》
「そう? 最近挑戦者来ないからつまらないわよ」
《そうねー。最近来ないわねー・・・。嘗めてるとか?》
「それなら思いっきり倒したいわ」
私と話しているのは、グレイシアのシア
でも、シアは喋ってないんだけどね。んーと・・・私・・・読心? 能力つかるらしくの・・・
結構便利だけど、嫌なこともあるけどね・・・
《ルリ、そんな事言ったら“ルリアさん”に悪いわよ。彼女も苦労していたのに・・・》
で、そんなシアも私の様に人の心が読めるの
変な部分、似ちゃったな・・・
「・・・ルリアさん・・・一応私でもあるのよね・・・」
《そうね、何たって生まれ変わりだものね》
「うんー・・・。ナユもイズミもアルトも・・・ね」
ルリア。それはずっとずっと昔に居た天使
その生まれ変わりだから天使の能力・・・それが「読心」なんだよね・・・・
「————過去を受け継ぎ、現在に繋げ・・・。か・・・」
《? どういう意味?》
「前世の意志を継ぎ、現世にもその意思を繋げ。ってこと」
《まるっきり、ルリの事じゃない・・・》
続く