二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻伝説【イナズマイレブン】 ( No.21 )
日時: 2010/01/04 16:31
名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

第3話 2つの事件


「無茶かもしれないが、何もせず
 じっとしているのは耐えられない。
 行こう、円堂」

「鬼道……」

「俺も力を貸そう」

豪炎寺も立ち上がった。

「2人だけじゃ心配だからな。
 役に立たないかもしれないが、一緒に
 行かせてくれ」

「じゃ、お邪魔虫は退散するか」

土門がバッグを持って立ち上がる。

「そうだな。でも円堂、何かあったら
 すぐ連絡しろよな」

風丸が言った。他の部員もうん、とうなずいた。


河川敷には円堂、豪炎寺、鬼道の3人だけが
残った。

「で、どうするんだ?」

「まずは何らかの手がかりを
 つかまなければ……あれは」

鬼道は坂の上に目を向けた。
1台のパトカーが止まっている。

「よぉ、サッカー少年。何やってるんだ」

「刑事さん!」

中から出てきたのは、鬼瓦刑事だ。
刑事は階段を降りて、円堂たちの前に来た。

「おまえさんとこのマネージャーが誘拐
 されたって話、聞いただろ。
 ちょっとこれを見てくれないか」

鬼瓦刑事が紙を突き出した。

「稲妻伝説は今よみがえる……?
 なんですか、この紙」

「昨夜、菅田さんの家に空き巣が入ってな。
 窓の近くに犯人が残したと思われるこの紙が
 落ちていたんだ。今回の誘拐事件と何らかの
関連性があるかもしれないんだ」

「菅田さんって、生活指導の菅田先生ですよね?
 何が盗まれたんですか?」

「雷除けの宝玉っていう、菅田家が先祖代々
受け継いできた家宝だ。犯人は一体何を
しようとしてるんだか……とりあえず、
心当たりがあったらすぐ連絡してくれ」

鬼瓦刑事はそれだけ言うと、パトカーに乗って
行ってしまった。


続く!!