二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻伝説【イナズマイレブン】 ( No.29 )
日時: 2010/01/05 15:03
名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

第4話 確実な方法


「雷除けの宝玉……初めて聞いた。
 今回の誘拐事件と関係があるとすれば、
 宝と2人を使って何かをするのか?」

豪炎寺が考え付いたことを言ってみる。

「問題は、それらを何に使うかだよな。
 円堂、この近くに図書館ってあるか?」

「あるけど、どうするんだ?」

「雷除けの宝玉について資料がないか、
 調べるんだ。何か手がかりがあるかも
 しれない」

「何でだよ豪炎寺。これは誘拐事件なんだぜ?
 すぐに探さないと!」

「いや、慎重になるべきだ」

鬼道が豪炎寺の代わりに言った。

「そんなすぐ見つかるところに、犯人は2人を連れて
 いかないだろう。ガムシャラに探しても時間の
 無駄だ。仮に見つかったとしても……」

「おまえはいいのか、鬼道。今、この瞬間にも
 音無が危ない目に逢ってるのかも
 しれないんだぞ!」

円堂がいつも以上に真剣な目になった。
鬼道はうつむいた。

「俺だって、本当は早く行って助けてあげたい。
 だが、確実な方法でやらないといけないんだ。
 これは『事件』だからな。意味がわかるだろ!」

「鬼道……。わかった、図書館はこっちだ」


円堂たちは走って図書館に向かった。
徒歩なら5分でかかるところを、2分ほどに縮めた。
結構速いスピードで走ったため、すごく体が熱い。

入口の自動ドアが開いた。冷房が効いていて涼しい。

「あら、守じゃないの。図書館に来るなんて、天地が
 ひっくり返るようなことね!頭良さそうなお友達も いるし、さては勉強しに……」

フロントの若い女の人が声をかけた。

「いやそうじゃなくて、ちょっと調べものを……」

円堂は少し焦った。


続く!!