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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 稲妻伝説【イナズマイレブン】 ( No.39 )
- 日時: 2010/01/08 11:55
- 名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354
第7話 南蛮伝説
豪炎寺がそのページを読み始めた。
「稲妻町には、古くからの伝説がある。
それは、500年ほど前、南蛮貿易をしていた
時代のこと……」
南蛮貿易をしていた時代、武蔵野国の小さな村は
大洪水にみまわれて作物がほとんど駄目になって
しまった。
続けて起こる災害によって、
多くの村人たちが死んでしまった。
そのとき偶然通りかかった双子の南蛮人が、
村人たちを気の毒に思い、自らの服や食糧を
分け与えた。
家を建て直したり、荒れた土地を耕作したりもした。
さらに、様々な技術を伝え、村はだんだん活気を取り戻した。
「……だってさ」
「これ、確か幼稚園のとき、先生に読んでもらった
絵本に書いてあった気がする」
円堂が言った。
「だが、伝説にしては妙にオチがリアルだな。
もっと何か……って!?」
鬼道の頭上で、ミライが体を前に傾けて
本をのぞいていた。
「うわ!ミライ、いつの間に」
「しっ、ここは図書館よ。静かにしなさい」
「さっき注意されてたくせに」
円堂が口をとがらせる。
「まぁ、それはいいとして。さっき、鬼道くんは
オチがリアルだって言ったわよね?
あたしもそう思う」
ミライが体を起こし、真剣な表情をする。
「だからあたし、調べてみたの。
そうしたら、なんと……」
「なんと?」
ミライと3人は黙ってじっと見つめあった。
「……何もなかったの♪」
3人は派手にずっこけた。
「何も、なかったんですか……」
「雷除けの宝玉と同じ時代の伝説、
同じ稲妻町の資料に載っている……
何かのつながりがあるのか?」
続く!!
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