二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻伝説【イナズマイレブン】 ( No.47 )
日時: 2010/01/09 15:47
名前: くろーばー (ID: SLKx/CAW)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12354

第9話 仮説は真実


「鬼道ー」

顔の前でいきなり手を振られ、鬼道は
椅子から転げ落ちてしまった。

「まさかこんなに驚くなんて……
 大丈夫か?かなり考え込んでたみたいだけど」

円堂が手を差し伸べた。
鬼道はそれをしっかりとつかみ、立ち上がる。

「ああ。ところで、伝説のことなんだが」

「何かわかったのか」

鬼道はこくんとうなずいてから、仮説を言い始めた。

村の復興をこれほど手伝ってくれたのだから、
村人たちは何かお礼をしたいと思ったはずだ。

だが、何らかの理由でその南蛮人は姿を消した。

だから、村人たちは南蛮人がいつかまた
戻ってくるのを信じ、お礼の品々を「雷門」に
隠した。

「……ということではないかと」

「なんでそのことを知っているんだ」

となりのテーブルで新聞を読んでいたおじさんが、
声をかけた。

「菅田先生!何故ここに」

「事情聴取が済んだから、ここに寄っただけだ。
 おまえらも、空き巣事件と誘拐事件には
 何かの関連があると思うだろ」

3人だけでなく、ミライもうなずく。

「鬼道、おまえは大した推理力を持ってる。
 伝説には続きがある。そして、鬼道の説は
 正しい」

「なんだって!?」


続く!!