二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻伝説【イナズマイレブン】 ( No.63 )
日時: 2010/05/05 12:21
名前: ぺりどっと (ID: Se9Hcp4Y)

第12話 天門の記念碑


円堂たちは北西の方向にむかって
走っている。

まずは、天門を調べるようだ。

「地図を見たら、北西には伝説の
 記念碑があるみたいだ」

「よし、そこに行ってみよう」

「おう!」


8分くらい走って、やっと記念碑前に
つくことができた。

真夏の日差しが円堂たちの体力をだいぶ
消耗させたようで、ついたときには
3人ともぐったりしていた。

「ハァ……っ、つい、た……」

「自転車さえあればなぁ」

円堂が水を飲みながらのんきに言った。

「記念碑には俺たちがさっき調べた
 ことのうち、半分が書いてあるな」

豪炎寺がいった。

「伝説を全部書くにはそうとうデカい
 岩が必要だから」

「鬼道、棒読みはやめろ」

「すまんな。ちょっと疲れたみたいだ」

豪炎寺は俺と円堂もそうだ、といって
記念碑の裏側をまわってみた。

「っ!?おい、ちょっと来い!」

「え?」

円堂と鬼道は、豪炎寺の必死な声に
何かを感じた。

「これは……なんだ?」

記念碑の裏は彫刻がほどこされていた。

そこには、人々に上にたつ男と
天空を翔る神の姿があった。

「人の上に立ってるのは王?で、
 雲の上にいるのは神様だな」

円堂がいった。

「でも日本には王なんていないぞ」

「きっと南蛮人が話したことを彫刻に
 してみたんだろう。ほら、これは
 キリストに見えるし、周りのは翼がある」

「天使ってことか」 

鬼道は彫刻を見つめた。

南蛮人の話をわざわざ彫刻にする
必要なんてない……。

まさか、これは!!


続く!!