二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ☆星空日記☆[建て直し] ( No.7 )
日時: 2010/01/03 20:41
名前: 月音 ◆K7F//gj7Ps (ID: ixDFu4/i)
参照: 「いかん、雨が降ってきたようだ」 「雨なんて降って・・・」 「いや、雨だよ」byハガレン

番外編 墓参り
(youを聴きながらご覧くださ←)

それは、夏休みのお盆の日の最後の日だった
俺は、お盆のギリギリまで宿題をしてたから、遅くなったのだが、人が少なくてちょっと助かった


「・・・汚れてんな・・・。母さん、綺麗好きだから、きっと怒ってるかもな・・・」

そして俺は、ボールからフライを出して、シンオウに向かった


俺の両親の墓は、研究所の裏庭にひっそりと建っている、本当は霊園におきたかったけど、急だったから、墓石だけ作ってもらったらしい


「よっ、と・・・。サンキュー、フライ」
「フラァッ(ううん、大丈夫だよ」

俺は「そっか」と言ってフライをボールに戻した
そして、俺は墓へと向かった



「・・・綺麗だし・・・。じっちゃんかな? 両方ともすげー綺麗になってる」

仲良く寄り添った二つの墓は、とても綺麗だった


「・・・あれから、もう9年か・・・。早いなぁ・・・。ほんっと・・・早すぎだ・・・
俺・・・前にアイツ・・・シルバーを羨ましく思ったんだ・・・。だって、アイツ・・・
『大きくなったな』って・・・言われてた・・・
俺も・・・何時か言われたかった・・・
なのに・・・その前に居なくなるなんて・・・早すぎるよ・・・」


俺は、頬に伝わる熱い思いにまた涙を流した

「なぁ・・・父さん、母さん。俺の願い・・・聞いてくれるか?
・・・いつか、夢でもいいから・・・「大きくなったな」って・・・言われたいんだ。二人に」


俺は、そういった後、服の袖で涙を拭い(ぬぐい)
その場を去った


・・・こんなの、人に見られてたら、恥ずかしいっちゃありゃしねーな・・・


終り